今回、初めての歩き遍路ということで、参拝用品は通販などで用意した。歩くことも毎日5Kmほど歩いて練習してきたが自信はない。40Km走れといわれれば走れそうな気はするが歩くことは ?。連れ合いと二人連れなので相手のことも気遣わないといけないし、特に気をつけて歩く。列車の時間の都合で徳島折り返しになる。13時24分板東駅を降りる他には誰も降りてはこない私たちのみである。タクシー会社の横の道を歩く、50m程先のT字路を左折する。1番番への道案内があり右折する。暫らく歩くと右側に
1番 霊山寺がある。13時40分に着く。遍路発願成就を祈願するお寺である。お詣りを済ませて納経所へ。納経所の横には遍路用品を売る売店があり、ここで通販では送料が高いので買い求めてない大きなものと長いもの、金剛杖と菅笠を買い求める。菅笠は私は小さいものを相棒は一回り大きいものを買い求める。これですべて用意でき晴れて遍路人になれたかな--。このお寺には「歩き遍路者名簿」なるノートがある。歩き遍路が歩き初めを記すノートで、日付・住所・氏名を記入する。結願しお礼参りの時に赤で日付を記入するようになっているのだ。何年かかっていいですからと言われるので書かせてもらう。登山のときの入山記録のようなものだ。
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霊山寺の境内
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このお寺が一番になった理由は高野山から下って阿波の港、撫養の港に一番近かったからだという。また最初に解脱をなされたお釈迦さまが本尊だ。ここから五穀の法則に従って、右回りで巡るのが一般的だ。参詣後仁王門で知らない人にシャッターをおしていただいて記念の写真を撮る。結果的にこれが最初で最後の2人連れの写真である。次の2番へは県道を西へ川を2つ渡ると右側へ入ると2番 極楽寺である。20分ほどで着いた。漁師の信仰を集めていたこのお寺の阿弥陀堂で大師が修行中に阿弥陀如来を感得し像を刻み本尊とした。ところが、像が発する光が海まで達し、漁や航海の妨げになったので人工の山を築いたという。このことから日照山という山号がついたといわれる。境内には大師が植えられたという樹齢1000年の「長寿杉」やお釈迦様の足跡を祭る仏足石、安産大師、などがあり手入れの行き届いたお庭もゆっくり見たいもの一つです。仁王門前からこんどは畑や薮のまわりを通り遍路道を歩きます。県道12はもう1本先にあるのでこちらは旧道なのでしょうか、車もほとんど通らないので安心して歩けます。高速のインターチェンジからの道路の下を通りすぎるとまた遍路道らしくなります。田んぼ道や民家の庭先を通る遍路道です。暫らくすると3番 金泉寺に着きます。2番からはおよそ40分かかりました。
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名前の基になった黄金井
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金泉明寺と称していたが、水不足に悩む住民のために井戸を掘った。霊水が湧き出たことから黄金井(こがねい)とし、寺を金泉寺と改めた。今も井戸は黄金地蔵とともに祭られている。境内にはほかに弁慶の力石がある。初日はここまてで徳島のビジスホテルへ戻ることにする。遍路道を歩き途中からそれて板野駅へ行く。駅は近かった。宿は徳島駅前の徳島そごうのビルにあり、通り抜けるかぐるりと回らないとたどり着>けない。夕食は町を見学ついでに食べにでる。駅ビルで美味しそうなものがあったのでそこで食べる。もう一日同じところで食べることになるとは思わなかったが。ビジネスは部屋に入れば誰にも気兼ねもしなくてもいいし、鍵も掛かるので安心である。風呂で洗濯をしてひもを張り干す。
宿泊先
徳島東急イン
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電話番号:088-626-0109 FAX : 088-626-0686
http://www.tokyuhotels.co.jp/
住 所:徳島県徳島市元町1-24
宿泊料金:1泊素泊まり(ツインルーム) 9,400円
トイレ(洋式)、洗濯機、乾燥機
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