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1. 札所の巡拝

 

2. 歩いて気づいたこと


1. 札所の巡拝

納め札について

 納め札はお詣りした回数により、色が違う。白色は1〜4回、緑色は5〜7回、赤色は8〜24回、銀色は25〜49回、金色は50〜99回、錦の納め札は100回以上と決められている。

 納め札入れ箱には白色の納め札が沢山入っており、緑色や赤色のはちらほら見られる。銀色や金色には滅多にお目にかかれない。ましてや錦札に至っては宝くじの1等が当たるようなものだ。

 自分の納め札を納め札入れ箱に入れるとき、先にお詣りした人が入れた金色や銀色の納め札が目に付いたら、そっと頂き、その人の徳を分けてもらえるという慣わしがあるそうだ。しかし、納め入れ箱の中をかき回して探してはいけないと添乗員が言っていた。その人の「業」をもらうことになるというのだ。

・錦札は財布の中に入れておくと護身用のお守りになる。

・金札は病人の枕元に忍ばせて、毎晩「大師宝号」を3回唱えて寝ると、病が軽くなり早く治る。

・赤札は荒神様を鎮める効力がある。

・緑札は水神様を鎮める効力がある。



結願・お礼参り

 スタートする札所は何番からでもよい。88の札所をすべて巡って最後に参拝した札所が結願寺となる。満願ともいう。

普通は1番霊山寺から歩くので、88番大窪寺で結願する。
結願後1番霊山寺まで戻ってお礼参りをするという節もある。これで一周回ったことになる。また結願後、その足で高野山へに向かうのが普通だ。

88番大窪寺では結願書なるものも書いていただけるそうです。

 また、1番霊山寺の納経所では納経帳の後ろに日付を記してお礼参りの納経をしてくれる。




納経について

 納経所で納経帳に墨書授印してもらう。掛軸も同様。判衣に御宝印をいただく。これらを総じて「お納経」という。時間はどこのお寺ても7時〜17時までになっているので注意すること。礼拝、読経を終えてから納経してもらうのだが原則だ。団体がお詣りしているときには、順番待ちで時間がかかるので30分はロスをする。時間のロスを少なくすることも考えて置いた方がよい。



2. 歩いて気づいたこと

水分の補給は命をつなぐ

 こまめな水分補給は脱水症などの予防には大切です。一度にたくさん飲むのではなく、口が渇いたなあと思う前に、口を潤す程度でいいから30分に一回は飲むようにしましょう。



靴と靴下についての考察

 私は、靴はウォーキング用の軽い靴を履いています、また、靴下は2枚重ね履きしています。下にはすべりの良いナイロン製の薄いもの、その上に登山用の厚手のものを履いていますが、日本ウォーキング協会のお勧めは次のようになっています。
1、靴は重めのものを履く。振り子のように足を振り出しながら歩くので、ある程度重みのある方が楽に足を出せる。
2、靴下は5本指のものが、蒸れ難く、マメもできにくい。つま先に力が入りやすく、足の動きもスムースになり、長く歩いても疲れにくいという特長があるという。
3、手袋は必需品。転んだときに手のケガを防いでくれる。手を冷やさず、むくみ防止にも役立つという。




早寝早起きは体によい

 何事も、早寝早起きが原則。朝早く歩き始め、午後は疲れてくるので早めに宿に到着するように。自分の脚力の過信はダメ。ゆとりある計画を。



1時間毎に休憩を入れる

 1時間毎にリュックを降ろして休憩する。早め早めにとると疲れも少ない。
早く回るということは修行の要素にはない。自己満足でしかない。

歩き始める前はもちろん、途中の休憩時や宿に着いた後も、必ずストケッチするように心がけましょう。疲れが取れ、翌日も元気に頑張れる。

 リュックを地面において背負うときにリュックを岩など高いところにもちあげてから背負うと楽。



荷物は減らせるだけ減らして

 意外と重い下着は2枚あれば充分。宿には洗濯機があり、乾燥機もある。乾燥機がなければ部屋に吊して乾かしてもよし。靴下も同じ。
懐中電灯も安物のプラスチック製で充分、金属製は重い。雨具もゴルフ用など重いばかりである。ナイロン製のマント式のポンチョが
便利。
非常時には買い求める手もある。



歩くときは両手は自由に、杖だけを持つ

 頭陀袋はリュックに詰めて、両手を使えるようにする。杖を軽く後に突くだけでも前進力が加わる。足に負担がかからず楽。




  • 1日に歩ける距離は
 本などでは、1時間に4Km、1日10時間が限度と書いてある。これは正しいと思う。これを参考に予定を立てるとよいと思われる。
また、体力を考慮し長距離歩行になるところは、列車、バスなどを利用するのもひとつの方法。公共交通機関も自然環境のひとつと考えよう。
バスの運転手さんや地元の人びととの触れ合いもある。


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