今日も4時30分起床。夕べコンビニで買い求めたもので朝食。6時少し前にに温泉棟の玄関へ行き開くのを待つ。もう5〜6人の人が開くのを待っている。見ると女性も数人いる。飲み屋の女将さんたちだろうか、毎日来ているような雰囲気である。受付の女性が中に見えるのだが、開けにきてくれない。時間になったのでトビラを叩く。カギを渡してお礼をいって歩き出す。外はまだ暗いので懐中電灯が必要だ。へんろ地図は県道172を行くように書いてあるが、国道193を歩く。歩道が完備していて安心である。この道は歩く人にも優しい。信号がうまく同期している。国道193は高速から11号に変わっている。高速を渡り御坊川まで真っ直ぐである。御坊川の橋を渡ったところを左折し、川沿いを歩く。県道280を越えて琴平電鉄の踏切を渡り進む。北を見るとガードが見えるところでおばさんに声をかけられた。お接待でみかんとバナナをいただく。
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遍照院
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お接待
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ついでに道を尋ねるが、こちらが地図を見誤っているので、おばさんがもっと先だよと言われたのだが、耳に入らない。ここで後で考えると間違えたのだ。正解はもっと川沿いを進みJR、琴平電鉄の長尾線を通り過ぎなくてはいけないのだった。頭の中にこの二本の鉄道が抜けていたのだ。川を渡り(楠上町)歩くがこれが県道43号で長尾へ行く道である。途中で2回ほど聞いたが屋島へ行けますかと。行けると言うので進むが、道とレールの位置関係が反対なのでと思いながら歩く。信号と踏切が近いところ(木太町)で確認。ここでは道は10号になっている。これでは違うので踏み切りの反対方向へ歩く。戻っている道が県道10号のようだ。JRを渡り次の信号で右折する。ここが玉藻である。暫らく進むと右手に国債ホテルが出てきたのでこれで正解だと確信する。川を2本渡り春日川の坂を下りた信号を左折、これで一宮寺からのもう一つのへんろ道である。その後国道11へ川を渡り潟元の駅へ、ここからは先回も歩いたので心配ない。池をこえて坂を上る、途中の遍照院で一枚脱いで上る準備をする。ここで8時45分だ。
ここでエネルギーの補給にいただいたバナナをたべて、みかん一個を大師像に供える。
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下りの階段
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屋島寺
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歩き出すとバイクで追い越して行かれて、バイクを止めて準備をしている人に出会う。毎日おいでですかと聞くと、にこやかに何もすることがないので歩きにくるとのことだ。軽装で歩いていかれる。先回も同じように毎日上って見える人に出会った。どこかに回数を記録するノートがあると聞いたような気がする。
84番 屋島寺の山門で、もう戻りますと先ほどの人に会う。ここで9時20分。お参り、納経を済ませると、いつもの通りお接待のお菓子をいただく。甚五郎ホテルの跡から、下りてドライブウェイを横切り急な階段を下る。雨上がりなのと落ち葉のせいで怖いくらい滑る。
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八栗寺の鳥居
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屋島寺のお接待
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今回は1人なので地図の通りのへんろ道を歩く。壇ノ浦へ降りてその後南に進む。州崎寺の入り口で道路工事をしていて入れないので、今回はパスする。県道を横切り牟礼の小学校を目指す。このあたりの道路脇には石屋さんが多く見かけられる。墓石の有名な産地だそうだ。小学校を通り越し、へんろ道へ入る。細い路地道である。「うどんの山田屋」で、まだ、11時前なので食事を先送りしてそのまま進む。前回は途中であった親
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みちの駅むれ
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八栗寺
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切な人にぜひ食べて行きなさいと勧められて此処で昼にした。登山電車を横目に見て上る。途中で下ってくる人に4人ほど出会った。歩いて上ると85番 八栗寺でまず、鳥居が出迎えてくれる。その後ろ側に山門がある。 参拝客は多い。終わって駐車場を通り県道を下る。今回は六万寺へは寄らないので、途中でへんろ道を下るのをやめて、そのまま県道を進む。やがて三叉路になり、右からは先ほどの六万寺から来る道である。県道を讃岐牟礼のJRの駅まで歩く。駅の手前で国道11号に左折して入る。少し進んだところで右手にあるうどん屋へ入って昼にする。ここでもぶっかけを頼む。今日は330円である。食べて八栗新道の駅を通り越し、坂道を上りきったところに道の駅ができていた。「源平の里 むれ」である。ここでまだ1時前なので今晩の宿を(志度町の富士屋)をお断りして、長尾の宿を頼む。「ながお路」さんに電話を入れると女将さんが部屋が狭いがそれでもよければどうぞといわれた。こちらは急な変更なので寝るところがあれば良いですとお願いする。
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志度寺での接待
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志度寺
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今晩泊まるところが決まったのでやれやれである。86番 志度寺へは13時20分着。境内を工事中で本堂の前はごたごたになっている。本堂脇に女性が見えて、ろうそくを立てていると出て見えて接待ですと袋に小分けした飴がいただける。手にはろうそくと線香などもっているので、とにかく先にいただくだけいただく。大師堂、納経と済ませてから改めて助成のところへ行き、納札をだしてお礼を言う。四国の皆さんに支えられ、へんろもできるのだと感謝する次第である。
お参り、納経を済ませて次へ進む。真っ直ぐ県道3を進むのである。オレンジタウン駅前を通り過ぎ途中から左折して、裏道に入り玉泉寺を目指す。
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寺の縁起
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玉泉寺
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この寺は番外霊場 霊雲山玉泉寺といい、87番の奥の院である。弘法大師が霊石で地蔵菩薩を刻み安置したことから、日切地蔵とも呼ばれ、日を限ってお願いすると功徳がいただけるという。本堂の前に藤棚があり本堂の写真はなし。鐘楼の横にある紅葉がきれいに紅葉していて、1人の女性にシャッターを押して欲しいと頼まれる。一枚撮ってあげる。ここで14時40分。
そのまま旧道を進み、県道を横断して川沿いに歩く。川を途中で渡り長尾寺を目指す。ここからもう程なく着くはずである。87番 長尾寺へは15時15分着。
宿はお寺のすぐ前なのでゆっくりと参拝する。
他に行くところもないので宿へ。早いですけれども良いですかと尋ねる。もう1人先客がある。宿は道を挟んで両側にあり、今回は南側の本館に泊まる。二階の部屋に案内された。お風呂は連絡しますとのことである。部屋は狭いが(4畳半)これで十分だ。板でできた間仕切りで一つの部屋を仕切って泊めてくれたのであろう。感謝しなくてはいけない。お風呂に入り洗濯し、乾燥機で乾燥して、部屋で広げてか乾かしておく。その後夕食は食堂で全員集っていただく。その時に女将さんの話で、私が最後の依頼で、これ以上は泊めれない。本日は満室と言われた。全員で10人ほどで3人連れが1組、二人連れが2組、1人が3人かな。1人の他の二人は通し打ちである。食事の時にテレビがついていたが、お話をしましょうと言う提案で、女将さんを挟んで色々尋ねる。明日は7時に出かけれるように6時半に食事にしますといわれ、ここから前山のへんろ交流サロンまで約1時間なので、前山お
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ながお路の夕食
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へんろ交流サロンで遍路大使任命書をいただきなさいと言われる。へんろバッジは年間1200個限定で毎年7/1から配布開始のようですが今年の分はもうないそうだとも言われた。個人的に明日の朝早く出ますので朝食なしでお願いしますと頼む。折角の機会だから遅く出てもらいなさいと勧められるが、明日の予定はこれこれですと説明する。その先はどうなっていますかとの事で予定を話すと、明日は良いが朝ってはきついと言われる。それを心しておかないと。大変なことになるのかな---。 この宿も改装したようで、息子夫婦が通いで手伝ってくれるようになったと、うれしそうに話される女将さんが印象的であった。3軒あった宿も隣のあづま屋と2軒になってしまったとのことである。どこも宿は3っ架かった橋のおかげで泊まる人が少なくなっているのかな。寝ると隣との下のすき間から漏れる明かりが、一時は苦になったがすぐに疲れで眠れた。
本日分
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宿泊先
ながお路
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電話番号:0879-52-3084
住 所:さぬき市長尾西982
宿泊料金:5,800円 1泊1食付、部屋内かぎあり
トイレ(洋式)、洗濯機(200円)、乾燥機(100円)、タオルは用意されている。ハミガキセット。
リピート度: ◎
今日の歩数:51,226歩・ 距離:32.5Km
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