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徳島編
高知編

讃岐の国涅槃の道場

2008.11.25〜27
  • 11/25 晴れ 今日は阿波池田へ
    一野屋→JR川之江→JR阿波池田→(別格15番)箸蔵寺→(66番)雲辺寺→(別格16番)萩原寺→(67番)大興寺→(70番)本山寺→(68番)神恵院(69番)観音寺→銭型砂絵→観音寺サニーイン
  • 11/26 満濃池は遠いな--! サニーイン→(74番)弥谷寺→七佛寺→(72番)曼荼羅寺→(73番)出釈迦寺→(74番)甲山寺→(75番)善通寺→(別格17番)神野寺→(76番)金倉寺→善通寺宿坊
  • 11/27 今日で帰りだ
    宿坊→(77番)道隆寺→多度津駅→自宅へ

11/25 晴れ 8日目(通算27日目) 今日もへんろ道で山へ
  一野屋→JR川之江→JR阿波池田→(別格15番)箸蔵寺→(66番)雲辺寺→
  (別格16番)萩原寺→(67番)大興寺→(70番)
本山寺→(68番)神恵院(69番)
  観音寺→銭型砂絵→観音寺サニーイン

 今朝もいつもの通りのである。鍵をあけて歩き出す。JR川之江駅を目指して
歩くのだか、さつぱり方向もわからない。頼りはへんろ地図だが、駅は書いてな
い。朝もまだ早いので人も歩いていないし、勘を頼りに
歩く。やっと人に出会い
たずねるがまだ遠いのかこれをまっすぐ行けというだけだ。川があるといわれ
たので川を目指して歩く。しばらく歩くと川に出るが、はてさてどちらなのか。
うまい具合に人が橋を渡っているので走ってたずねる。その先でも2人にたず
ねてやっと駅にたどり着く。この駅も特急が止まるという。三島まで戻らなくても
乗れるのだ。駅でパンを買い、朝飯の代わりにする。
本坊
別格15番
特急で多度津まで乗って、乗り換えて阿波池田へ行く
。駅前にタクシーはいない。しばらく待ってもこないので電話する。呼んだタクシーでないので確認すると3社あったタクシー会社が1社に統合されたとのことだった。別格はどこも遠い。
このお寺も山の上にありロープウェイもある、厳しい上りである。
別格15番 宝珠山 箸蔵寺は、寺のHP---http://www.hashikura.or.jp/ によると、縁起は この地を訪ねられたお大師様は箸蔵の山頂に漂う不思議な
御影堂
本殿
瑞気に導かれ、ここに登
られたということです。
お大師様はここで金毘羅
大権現にめぐり合われ、
「済世利民」のご神託(お
つげ)を授けられたと伝え
られています。このご神託
は、「箸を挙ぐる者、我誓
ってこれを救はん」という
言葉で表されています。箸を挙ぐる者、というのは国民の全てということです。
つまり、全ての人々を救済するという誓いが、当時、全ての人々が使っていた
箸というものにたとえてたてられたのです。これが箸蔵寺の名前の由来です。
金毘羅大権現のご神託を得て、お大師様は自ら御神像を刻まれてご本尊と
され、さらに、七堂伽藍をこ
鐘楼
横から見た本殿
の地に建立して、当山を開創されたのです。
以来千有余年の法
灯を継ぎ「金毘羅奥
の院」として金毘羅
信仰の中心をなして
いる。とあります。

本殿の横には四季
桜があり、離れて見
るとピンク色に染ま
っていました。
納経を済まして66番を目指す。誰かのHPに
箸蔵寺からは池田へは戻らず、国道32を進
むのが近道という。鮎苦谷川沿いの道を進む。込野で国道と別れ、野呂内を
進むと、白地から来た県道268と合流するとやがて66番である。雲辺寺では先日雪が積もったといっている。
雲辺寺
別格16番本堂
次ぎは別格16番へ
行かないと。井関池
の周りまで来たが、
駐車場の標識はあ
るが、肝心のお寺が
見当たらない。通る
車を止めて聞くと、
この裏手にあるとの
ことだ。分かり難い。
別格16番 巨鼇山 萩原寺は、縁起は、地
蔵院と号し、弘法大師の開創で、不動明王は
大師ご自作で霊験顕著である。県指定自然記念物の萩があり「萩」の名所とし
て広く知られている。なお、当寺の弁財天は女菩薩・女神にして仏説如意陀
萩原寺本坊
萩原寺山門
羅尼経に無量却より以来大慈大悲を修習して一切衆生のために大良福田と
なると、慈悲福徳学芸才能の女仏女神として広く思慕敬愛せられております。
道を挟んだ反対側
の本坊か、すばらしいものです。納経所は参
道の左手の茶屋にあり、所狭しとお土産品が
並んでいる。昔は雲辺寺は萩原寺の奥の院だったので、山号がいまでも同じ
だ。その後、67番を目指し歩く。県道241を歩き、変則四差路で右に取り次の信号で右折。粟井小学校の前を進み突き当たりを左折。民宿大平の横を通り大
興寺へ入る。
大興寺の松
境内は大勢の人である。納経を済ませ70番を目指
す。今晩は観音寺市内で泊まるために、70番から68
,69と回ることにする。遍路地図ではその道は書いて
ないので、国道377へ出たところから右手に坂道を上
り、信号で左手に入り、左右に池がある四差路を左
折する。辻小学校の前を通り、池を左手に見て坂道
を下る。三叉路で右手に取り、そのまま下ると県道5に出る。それを左折し、三豊中学を左手に見て進む
。県道24との交差点で右折し、財田川を渡った堤防
道路を左折し歩く。食品会社が立ち並ぶ所を過ぎる
と、高速の下を潜る。ナマコン屋があると、もう目の前に本山寺の五重塔が見
えてくる。観光バスが何台か止まっている。境内は人が一杯。遍路ではない人たちである。
納経を済ませ、68と69を目指す。先回歩いたように財田川の堤防道路を歩く。NHKのハイビジョンでやっている四元さんがここで銭形の砂絵を見ていたの
で、今回はぜひ見てみたいと考えている。
    
銭形砂絵

68と69番を済ませて69番の裏手から山を上る
。直に車道に出る。車道は海の方からの一方
通行であるが、人は大丈夫といわれた。
展望所があり、西日に照らされた砂絵を楽しむ

市のHP--- http://www.city.kanonji.kagawa.jp/  によると
、 有明浜の白砂に描かれた「寛永通宝」は、東西122m南北90m周囲345mもある巨大な砂絵で、琴弾山々頂から見るときれいな円形に見えます。一般には、寛永10年(1633)藩主、生駒高俊公を歓迎するために一夜にして作られたといわれ、他に類を見ないものといえます。この銭形を見れば健康で長生き、しかもお金に不自由しなくなると伝えられ、多くの人がこの地を訪れています。
と書かれています。
その後琴弾公園を通り、駅前のビジネスを目指す。観音寺サニーインである。
先回泊まった一富士旅館の横である。宿について時間があるので、帰りの切
符を買い求めに駅まで行く。帰りにコンビニで明日の朝の食事を買い求める。
夕食はホテルの下の食堂で食べる。
一富士旅館もそのままの姿であり、灯りもついていたので、現在も営業されて
いるのだな---。サニーインも4年たつとだいぶ古めかしくなっている。
        
 宿泊先

観音寺
サニーイン
今日の歩数:メモするの忘れて?
電話番号:0875-23-3210   
  
住   所:観音寺市観音寺町1235
宿泊料金:朝食なし 5,700円
トイレ(洋式)、ビジネスなので風呂用タオル、ハミガキ、など
あり

  
リピート度: ○

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11/26 晴れ 9日目(通算28日目) 満濃池へ行くぞ
   サニーイン→(74番)弥谷寺→七佛寺→(72番)曼荼羅寺→(73番)出釈迦寺
   →(74番)甲山寺→(75番)善通寺→(別格17番)神野寺→(76番)金倉寺→
   善通寺宿坊

  いつもの時間だ。71番を目指す。国道11をひたすら歩くのみである。
途中から左に曲がり、県道221に出る。三野でへんろ道に入る。へんろ道とい
っても生活道路である。住宅街の中の道だ。県道48を越えた辺りから坂道が
急になってくる。地蔵さんがおたちの所で、左手の道に進む。ふれあいパーク
みのを過ぎるともう71番の境内で、これからが大変である。途中の俳句茶屋も
71番の磨崖仏
まだあいてない。手すりの赤い階段を上りきると、
やっと大師堂だ。
本堂はまだまだ上である。
お参りし、納経を大師堂で済ます。ここも靴を脱いで
上がるのである。納札も少なくなってきたので、買い
求めることにする。一端が糊付けされたものが、ほし
いのだが、ないのでバラのものをいただく。
その後、俳句茶屋まで戻り、72番へのへんろ道を歩
く。俳句茶屋の主人が参道の掃除をしてみえた。
この季節落ち葉がたくさん落ちるので、大変である。
竹薮の中のへんろ道である。一度上って降りると池があり、通り過ぎると高速に
出会い、下をくぐり左折すると、今度は大きな池が出てくる。大池である。坂を
72番 
 74番
上ると国道に出る。次の
信号で右折して72番を目
指す。
72番を済ませ、73番へ進
む。73番で地元の西濃観
光のバスと出会う。何か懐
かしい感じがする。
今回は74番へのへんろ道
は72番の前を通る道を選
ぶ。吉原の郵便局前を通り進む。信号を過ぎたところで左手のへんろ道に入
る。田畑が両側に並ぶ田舎道だ。74番甲山寺へは裏手から回り込むことにな
る。前回と違って門など新しくなっている。
仙遊寺
 善通寺
納経を済ませて橋を渡り
進む。三度ほど曲がって
突き当たったところが、
仙遊寺である。
仙遊ケ原地蔵と前は呼ば
れていたという。
大師が幼少の頃、泥土に
て塔や仏像などを形造っ
て遊んでみえたところだ。
乃木将軍が、この地蔵堂が連兵の邪魔になると、善
通寺の境内に移されたが、不思議なことが重なるの
で再びこの場所に移し還されたという。
その後、真っ直ぐに歩くとやがて75番善通寺である
。相変わらず大変な人である。
廻廊の彫刻が有名であるが、写真では良くみえな
いか?。今晩はここの宿坊に泊まることになっている。しかし、まだ先へ進む。
五重塔
廻廊 
納経を済ませて別格17番を目
指す。別格へはJRで隣の駅まで
行くことにする。
琴平で下車して歩く。県道4を進
み、坂道の途中で左手にとり、
金倉川に沿って歩くことになる。
神野で声をかけられる。満濃池
へ行くのか、遠いよ--といわれる
。吉井橋を渡り県道200を進む。
満濃池の下には神野神社があり、森がうっそうとしている。
金倉川の水源は満濃池からなのだな。
満濃池の右手に別格17番 五穀山 神野寺はある。
お寺の縁起は、弘法大師が嵯峨天皇の勅命により満濃池を修築した。その
偉功を称えて恩賜りを給わり、末世憐民の勝計を廻らして当寺を建て、両部の
満濃池
秘法を
別格17番
伝え満濃池鎮護の霊刹となし給い、大治五年座堂再建二大門営築。
明徳四年堂宇再建し益々
隆盛していたが、天正九
年九月戦火の時、伽藍一
切を焼失し廃寺となる。
昭和九年高祖大師一千
百年御遠忌をむかえ、満
濃大師会を結成し、大師
会の発願により古の面影を偲ぶ神野寺として堂宇
の一部を再建する。とある。
17番の本堂
納経を済ませ戻ることにする。JRの駅で近いのは塩
入なので塩入に歩くことにしたが、これが大変なこと
になる。塩入に着いて時刻表を見ると列車は2時間
に一本だ。まだ、1時間以上も待たなくてはいけな
いことになってしまった。
待てないので、次に進むことにする。琴平の駅から
また、列車に乗って金蔵寺まで行く。琴平からは列
車は沢山あるが、その先は無いのだ。76番金蔵寺
へ着いて、ゆっくりとお参り納経を済ます。
その後、75番を目指し歩く。へんろ道を探しながら歩く。逆はやはり分かりにく
い。高速の下で夫婦連れの遍路に出会う。その後左手に入り、家並みの中の
へんろ道である。宿坊へは先回も泊まっているので、要領は分かる。玄関で
名乗り靴を下駄箱に入れて、受付へ行く。受付の人はマニアル通りの説明を
一通りされる。もう少し心のこもった説明はできないのだろうか。
部屋は旧館でる。泊まる人が少ないのでだろうか。空いているのならば新館に
泊めてくれればいいのに。今晩は6組ほどである。
宿泊先

善通寺
宿坊
 
今日の歩数:42,799歩
電話番号:0877-62-0111   

住   所:善通寺市善通寺町3-3-1
宿泊料金:1泊2食付 5,800円
トイレ(洋式)、洗濯機、乾燥機(不明)、タオルなし、ハミガキ
なし、ドライヤーあり、

リピート度: ○
 
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11/27 晴れ 10日目(通算29日目) 
     宿坊→(77番)道隆寺→多度津駅→自宅へ
今日はゆっくりで、朝食も食べれる。6時から勤行と夕べ聞いていたので早く
起きて用意する。席に着くと2番目であった。お坊さんは3人で若い人ばかり
である。お勤めが終わった後のお説教もない。折角の機会なので住職のお話
が聞きたかった。大きなお寺はこれなので困る。
77番
もどり観音
大師像の近くで焼香させ
て戴いたのはりがたいが、
商売をされるのは良くない
。階段巡りをしておわりで
ある。その後食堂へいって
朝飯を戴く
食事を済まし用
意して出かける。
昨日76番まで行ったので
、JRで金蔵寺まで乗る。
その後ゆっくりと歩く。時間はたっぷりあるので急ぐことはない。
廻りの景色を確認しながら進む。
もどり観音さま
77番道隆寺に着いて、お参りし納経
を済ませ境内を見て回る。先回は気
がっかなかった「もどり観音」というのが
あった。
一度死んだ人が生き返った話である。
表札を写真に撮ってきたのでみてくだ
さい。世の中にはいろいろなことがある
ものです。
その後、裏手に出て、普段なら右に行
くところを左に歩く。坂道を上りガード
を歩く。跨線橋である。
さかを降りると多度津の駅が左手にあ
る。時間を変更する。
しかし、まだ、十分に時間があるので、
町を一巡りする。多度津役場の前は、
栄町せせらぎ水路と名づけられて、こ
いが泳いでいた。川を渡り進み、右折
してさらに進むと、JRの多度津工場の
前に出た。その前の小さな喫茶店に
入りコーヒーを戴く。久しぶりのコーヒ
ーである。
その後、駅に戻り時間を待つ。
多度津は少林寺拳法の発祥地だとい
う。また、Jr四国の発祥駅とも書かれて
いる。
ゆっくりと見て回ると気がつかなかったことが、いろいろ気づく。
たまにはゆっくりするのも良いことだ。
今回も無事に終わることができたのも、四国の皆さんの応援、励ましなど、多く
の人に、助けられて歩けました。次回は来年のこの季節に結願し、お礼参りに
高野山まで行きたいと思っています。その前に、徳島で別格 3番 慈眼寺に
何とか行ってこないと終わらないな。それまで、体を鍛えて歩けるようにしてお
かないと。年とともに体力が落ちているのが感じられるから。
宿泊先


今日の歩数:15,974歩
電話番号:

住   所:
宿泊料金:

リピート度: 

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