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高知編

伊予の国菩提の道場

2015.11.16〜25
  • 11/19 県道7号は大回りだった
    ホテル→県道7号→藻津→中玉→大浜→柿ノ浦→深浦浜港→垣内
    →蓮乗寺トンネル出口→国道56→(40番)観自在寺→国道56→柏→
    善根宿 柏坂

  • 11/20 今日は宇和島まで
    柏坂→柳水大師→清水大師→大門→津島大橋→津島町→松尾トンネル入り口
    →宇和島→(別格6番)龍光院→へんろ宿 もやい

  • 11/21 予定変更して大洲まで
    もやい→鳥越→務田→(41番)龍光寺→(42番)仏木寺→歯長峠→トンネル
    →皆田→(43番)明石寺
    →卯之町→宇和町→下加茂→国道56→鳥坂峠→
    札掛大師堂→北只→おはなはん通り→ビジネスホテル オータ

  • 11/22 鴇田峠越えで久万高原へ。
    オータ→国道56→(別格8番)十夜ケ橋→内子→道の駅内子フレッシュパーク
    →国道379→突合→田渡の薬師堂→落合トンネル→県道42→畦々→
    下坂場峠→鴇田峠→久万町→ガーデンタイム

  • 11/23 岩屋寺まで往復し長珍へ
    ガーデンタイム→峠御堂トンネル→癒しの宿 八丁坂→県道12→
    古岩屋トンネル→(45番)岩屋寺→来た道戻り→(44番)大寶寺→三坂峠→
    坂本屋→網掛石→長珍屋→(46番)浄瑠璃寺→(47番)八坂寺→長珍屋

  • 11/24 今までにない贅沢、道後温泉本館へ
    長珍屋→(別格9番)文殊院→札始大師堂→(48番)西林寺→久米→
    (49番)浄土寺→(50番)幡多寺→(51番)石手寺→道後→常盤荘

        
  • 11/25 今は7Kmほど歩いて帰る
    常盤荘→道後アーケド街→護国神社→松山少年院→三津浜→JRで松山駅へ
    →しおかぜで岡山へ→自宅へ


11/19 晴れ 21℃ 通算21日目 県道7号は遠回りだ
  ホテル→県道7号→大浜→深浦浜港→蓮乗寺トンネル出口→国道56→
   (40番)観自在寺→国道56→柏支所→善根宿 柏坂

 宿を4時45分に出る。夕べ大雨が降ったので峠越えはすべると思い車道を歩く
ことにする。県道7号は歩いたことがないので歩いてみることにする。
錦か小深浦へ入る道を通り過ぎたところで軽トラに載ったおじさんがUターンしてきて、松尾峠へは行かないのかと聞いてくる。道を間違えているのかと心配して帰ってきてくれたのだ。おじさんに夕べの雨で滑るといけないので県道を歩きますと言ったら、遠いよと言われかえって行かれた。
その意味を後で実感することになる。海岸線はどの道も入り組んでいて距離は長
いのである。それで上下の坂もないかというとそれも多い。
島影にでる日ノ出
南洋漁業あたりから見た
現在に作られた道ではない
のでトンネルなどないのだ
から当然か。
7号を上ったり下りたりしな
がら進む、やがて日の出の
時刻となり東の空がオレン
ジ色に輝いてきた。
日ノ出に向かって今日一日
の無事をお願いする。
南洋漁業の会社辺りで愛媛
県に入る。この先がつづら折りで大変だった。一つの岬を通り過ぎてもう国道の方
へ出るかと思うとまたその先に岬が出てくる。深浦漁港の街に入る前にゴミ焼き場
が在ったが、その先の急坂を上ると今度はとんでもなく急なくだりである。
しかし、ゴミ運搬車は昇ってくる。右の膝が痛み急坂は特にこたえる。
蟹のよう横ばいに歩いたり、後ろ向きに歩いたりして何とか下りれた。平地を歩くの
には支障はないのに。
国道との合流点
広島からの団体
漁港を一回りして坂を上る
とその先は蓮乗寺トンネル
の出口に合流する。
9時45分である。5時間も
かかってしまった。
また、ここでも失敗をした。
40番を見過ごして通り過ぎ
てしまったのだ。何を考えて
いたのだろうか。
郵便局を通り過ぎ国道と合
流する手前の神社まで歩いてやっと通り過ぎたことに気付く。急いで戻る。
40番へは10時50分に着く。
40番ではゆっくりとする。庭の手入れに庭師さんが入っている。
木陰で朝と早い昼とをかねた食事にする。
その後歩いているとホテル サンパールの前にバスが止まっていて、数多くの人
が前のコンビニへ走っている。この団体が後で話をしたら広島から来ていて1泊2
日で歩き遍路にきているという。1カ月に一度出てきて36カ月ほどで88カ所回る
のだとのこと。また旧遍路道を歩いているとも言われた。今回は総勢先達もいれて
34名。歩く速度が皆さん速い。背中の荷物が無いせいなのか。昨日は松尾峠へ
行ってきたといわれた。今日はこの先柏まで歩いたらバスで広島に戻るとのことだ

支所での催し
宿 柏坂
一人で歩いているとペース
が落ちてくるがこの人たち
と話しながら歩いているとこ
ちらも歩く速度が速くなる。
一行は途中の車道が広くな
ったところで休憩になったの
でこちらはそのまま歩く。
こちらは菊川小学校の坂を
上がったところで小休止。
その後柏の支所のところへ
14時10分に着いてしまった。早いけど約束通り電話をすると迎えに行くと言われ
る。支所でパッチワークの展示会をしていたので見て時間をつぶす。
やがて旦那さんが現れ反対側のカラオケが宿だといわれる。
ご主人に頂いたミカン
ご主人と女将さん
カラオケの入り口の右側の
奥の方に入口があり、そこ
が宿の入り口である。
軽トラの荷台からミカンを持
ってきて自宅で採れたもの
で見た目が悪いが美味しい
と言われる。
食べてみたら小さい方は特
別美味しかった。
部屋に案内され、説明を聞
いたが、洗濯機は無料で、乾燥機は600円と目をむくようなことを言われる。
あまりに高いので宿が300円補助しますといって300円いただく。
他は100円がほとんどなので高い。部屋はもう一部屋あってそちらは幾らかリホフ
ォームされているが、私が入った部屋は何もされていないので、我が家より----?
である。もちろんエヤコンなどない。
夕食
接待のおにぎり
風呂はある、
他はない。お茶は冷蔵庫に
ペットボトルのがあるだけで
ある。もちろんお茶請けなど
ない。リフォームされた部屋
には常連が来るので開けて
あったのだ。
彼は今年だけで4回目を回
っているとのことだ。
会社を休職しているようで、
この宿には3回目になるという。宿の二人と仲良くなっている。
夕食は弁当と他の人のブログに書かれていたが、今日は(今は)カラオケの部屋で
宿の人と一緒に食べる。ご主人は家庭料理で一緒に食べて打ち解けたいとのこと
だった。
ご主人の趣味は骨董品の収集で食事後は自慢話に花が咲いた。
自慢話はほどほどにしておかないと。自分も腹に入れておこう。
接待におにぎり(握ってないが)3ケと温かいお茶(ボトルに入っている)、紙コップ。
        
 宿泊先

善根宿
柏坂


電話番号:080-6392-9170   
住   所:南宇和郡愛南町柏602
宿泊料金:1泊夕食のみ 4,000円
洗濯機無料、乾燥機300円、備品は何もない。
トイレは和式
本日の歩数:52,938歩
  
リピート度: ○

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11/20 晴れ 22℃ (通算22日目) 宇和島まで歩く
  柏坂→柳水大師→清水大師→大門→津島大橋→津島町→松尾トンネル入り口
   →宇和島→(別格6番)龍光院→へんろ宿 もやい

  今日は昨夜いただいた、おにぎりを熱いお茶とともに。
白いメシのままで、何とも味気ない。無料で頂いたのだから文句をいってはいけな
いのだが。何か漬物などおかずになるものがついているとよかったのに。
へんろMAP
 昨日支所で頂いた地元の内海中学校の生徒が作っ
たへんろMAP8を参考に歩くことにする。
4時に出発。懐中電灯の明かりを頼りに歩く。
柳水大師の少し先までは上りが続く。右下を見るといつ
までも、介護施設の柏寿園の明かりが見える。
やがて清水大師(遍路道を左に下がるがまた上って戻
らないといけない)に。
やがて平地まで下りると小さな川を渡る。突き当りにへ
んろ椿への看板があるのを、右に歩く。ここで7時20分
暫く歩くお酒を造っている作り酒屋の横にくる。1回目に
バス停で休憩していると現れてこの辺りを見てゆけと案内してくれた若い青年がい
た。彼が言っていた造り酒屋とはこの赤松本家であろうとなつかしく壁を見る。
赤松本家酒造
お昼のオムライス
あの時は散々お世話になっ
たのに、バスで宇和島まで
一緒したのにお礼も述べず
別れてしまった。
国道に合流するが遍路道は
川を挟んだ反対側の道で
ある。
金剛橋で国道側に渡るが、
遍路道は川の堤防である。
その先の国道の様子が変
わって仕舞っている。高速道路がここまでできていて、インターチェンジができてい
る。サンクスはサークルKに建て替わっていた。
立派な歩道が歩き遍路が追いついてきた。彼は長い杖を持っているので、この先
もときどき出会うのだがかれは挨拶もしないのでこちらも無視する。      
津島の街の中の遍路道で前に泊まった旅館の前を通り歩く。
国道に合流しひたすら宇和島の街をめざす。
なんどいっても宇和島の街は分かりづらい。また、案内の看板も少なく、観光客に
不親切だ。馬目木大師を通り過ぎて川沿いに歩くのだが、大通りを迂回したタクシ
ーなどが多く通り歩きにくい。
東高校の先で宇和島城の一角の5角形の道路に突きあたるのだが、その先が不
親切。宇和島の街中を通り過ぎて駅に行こうとしたが道路標識に駅は出てこない。
津島の街の中の遍路道で前に泊まった旅館の前を通り歩く。
国道に合流しひたすら宇和島の街をめざす。なんどいっても宇和島の街は分かり
づらい。また、案内の看板も少なく、観光客にとって不親切だ。馬目木大師を通り
過ぎて川沿いに歩くのだが、大通りを迂回したタクシーなどが多く通り歩きにくい
。東高校の先で宇和島城の一角の5角形の道路に突きあたるのだが、その先が
不案内。宇和島の街中を通り過ぎて駅に行こうとしたが道路標識に駅は出てこな
い。通行人に聞いてやっとたどり着いた。目の前にあるのだが分からない。
駅で食事にする。ホテルクレメントの食堂が1階にあるのでそこに入る。けつこう混んでいた。
別格龍光院
つぶれた鐘楼
オムライスをたのんて゜ゆっくりといただく。時間は12時半すぎである。
時間が速すぎるので時間調
整もかねて。
食事後早すぎるので、別格
6番の龍光院へ行く。
階段の下から見上げると鐘楼が見当たらない。
先日の8月25日にきた台風15号で倒れたと書かれていた。南向きの風当たりが良い場所にあるからか。
つぶれた屋根の横に書き物があり、詳細が書かれている。      
書き物
もやいのお茶

お参りして弘法堂を覗くと数名の
女性たちが集まっているので様子
を見る。
お坊さんがきてお経が始まり、そ
の様子からご詠歌の練習に集まっ
ているようである。
終わって宿へ向かう。
途中のコンビニで今晩と明日の朝
の食事を調達する。
その後踏切を渡りスーパーへ行っ
てくる。
3時も過ぎたので宿へ。
おにいさんが出てきてにっこりとして優しい対応で安心する。
2階へ案内された。部屋は2階にあり、建て替えたのか新しい。宿を予約した時に
宿の案内










      
こんものも用意されて

食事は有りませんとのことだったので、先ほどの行動
になったのである。
部屋に入り説明を聞いてお風呂はどうされますかと言
われるのですぐに入りますと言うと、お湯張りをしてくだ
さった。
ロビーのテーブルの上には色々なものが置かれてい
て、説明書が置いてあるので読んでみる。
ご主人がお茶とお菓子などお盆に載せて運んできてい
ただけた。洗濯は無料、乾燥機は100円。早速風呂に
入り、洗濯する。今晩の泊りは1人である。
お風呂も一人ひとり湯を入れ替えなさいとしうのは初めてである。
ロビーの机の上にはカップめんも用意されていた。ラーメンが150円、うどんが10
0円である。
テーブル上の飲み物類
ロビーの様子
テープの上には他にもコー
ヒー数種類、お茶、など用意
されていていたりれりつく
せりである。私は珈琲を頂
く。
ロビーの写真左手の暖簾の
奥がトイレ、その奥の開い
ているところがお風呂場。
その入口に洗濯機、その上
に乾燥機。その横が洗面台
。手前の右側がテーブルとイス。
廊下は写真の様になっている。右の白いカーテンの先が本宅への通路。
廊下
左の暖簾の奥が部屋。部屋はエアコンもあり鍵もかか
ります。
こんな設備で食事がないとはいえ、3000円とは安すぎ
る。
柏坂の女将さん一度訪問されると参考になりますよ。
もやいに入ったのは15時40分だった。
一人でポットでお湯を沸し温かいお茶で弁当を食べる。明日の朝もこんなパターンで過ごせそうだ。
一人なので物音もしないし、道路に面しているので下を
通る車の音のみで快適な一夜だ。
この「もやい」が継続して宿としてやっていけるように、
沢山の人に泊まってほしいと思った
唯一の欠点は部屋の引きだしに入れてあるパジャマ類だ。たくさん入れないで一
人分のみを用意された方がお客にとってありがたいと思った。
明日は卯之町までの予定であるが、5時に出発しよう。
宿泊先

へんろ宿
もやい
 

電話番号:0865-22-5508   
  
住   所:宇和島市高串1-505-1
宿泊料金:1泊食事はない 3,000円
トイレ(洋式)、洗濯機無料、乾燥機(100円)、タオル類あり、
ハミガキあり、部屋の外のロビーにポットあり

本日の歩数 51,179歩
リピート度: ◎
  
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11/21 晴れ 21℃ 通算23日目 予定変更し大洲まで歩く
  もやい→鳥越→務田→(41番)龍光寺→(42番)仏木寺→歯長峠→
   →皆田→(43番)明石寺→卯之町→国道56→鳥坂峠→札掛大師堂→
   おはなはん通り→ビジネスホテル オータ


3時半に起きて、昨日買っておいたおにぎりを食べて用意する。
5時に宿を出て務田目指して歩く。この道もすっかり昔とは変わってしまっている。
道路も広くなり歩道もできている。6時半には41番に着きたい。
務田の交差点も様変わりしていた。道の駅 みまの先に高速道路のインターチェン
ジができて変わってしまっているのだ。
道の駅もお陰で繁盛しているとのことだ。41番では早いのでゆっくりとお参りして7
時になるのを待つ。7時近くなったら数人の遍路さんが現れた。
納経所は7時カッチリに開いた。納経を済ませ荷物をリュックに入れて次をめざし歩
く。42番へは30分ほどで着く。此処でもすべて済ませて荷物を片付けて峠越えの
準備を整える。
県道31を進み小川にかかった橋のところで左折して山の中へ入る。
旧隷書までが急坂である。いつも歩いている道でなく、今回は隧道を超えた遍路
道にする。隧道は工事中であったが歩行者は通らさせてもらえた。
出口で係の人から空気が悪かったでしょうといわれた。
トンネルを出たところを左に下りてゆく。急坂が続く。やがて車道に合流する。しば
らく歩くと見送り大師の遍路道から降りてきた集団と出会う。
彼らも先達が同行している。若い女性の先達である。しかし、この団体はバラバラ
でまとまりがない。
中年の女性2人と若い女性1人、男性1人の4人が特別に早く歩いている。
彼らは地元の松山から来ていて、全くの他人ではないようなことをいわれた。
心意気が分かっているのでバラバラなのか。稲生で旧遍路道に分かれる三叉路
で彼らはそのまま県道を進んで先にある西予市物産会館 どんぶり館に入ってい
った。ここで後続組と待ち合わせるのであろう。
西予宇和インターのところでどちらへ行ったら近いのか、いつも遠回りをしているよ
うだ。そのまま高速の下を潜りTYハウスの向こう側を回り込んだ方が近そうだ。
43番明石寺には11時少し前についた。先ほどの団体の男の人と話していたが
ここから大洲は時間的に行けないのかな---。20Km先だから。
納経を済ませ思案しながら食事にする。
終わって歩き出して決断し、白玉権現のところで宿にキャンセルを入れ、大洲のホ
テルに予約を入れる。
部屋も取れたので後は歩くのみだ。卯之町のなかを通り国道に出てはまた遍路
道へと歩く。札掛大師堂についてやっと先が見えてきた。
大洲北只インターのところから郵便局の方へ下り歩く。先方に二人連れのお遍路
さんが見える。二人の背中にはミカンがぶら下がっている。どこかで頂いてきたの
だろう。高速の下を通りすぎ大きな交差点で左折し橋を渡る。
前の二人連れは肱川の鵜飼場の広場休憩している。
臥龍の湯の前を通りおはなはん通りに行く。やがて国道にで歩く。橋を渡りホテル
を探す。確認してから駅の方へ歩いてスーパーによって今晩と明日の朝の食事を
調達する。
今日も洗濯をする。宿はごく普通のビジネスである。
これなら食事のあるホテルウエストリバー・にし川の方が良いのかな。
宿泊先

ホテル
オータ

電話番号:0893-24-3533

住   所:大洲市田口甲36-4
宿泊料金:1泊食事はない 5,400円
トイレ(洋式,)、洗濯機200円、乾燥機100円、タオルあり、
カミソリはない
本日の歩数:64,014歩
リピート度: ×

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11/22 晴れ 21℃ 通算24日目 鴇田峠越えで久万高原へ
  オータ→国道56→(別格8番)十夜ケ橋→内子→道の駅内子フレッシュパーク
   →国道379→突合→田渡の薬師堂→落合トンネル→県道42→畦々→
   下坂場峠→鴇田峠→久万町→ガーデンタイム

  昨日買い求めておいたおにぎりを食べ準備をする。 宿を4時10分に出て歩く。
十夜ケ橋で国道下でお大師さんが休まれているので降りて行ってお参りする。
順調に懐中電灯の明かりを頼りに歩いていたが突然点かなくなってしまった。
まだ日ノ出までには時間があるのでないと歩けないのでコンビニを探す。
5分ぐらい歩いたら北山の駅の近くにあったので買う。電池切れかとまず電池を買
って好感したが点かないので玉切れと決めて、新品を買う。
手持ち部分に紐がないので落とさないようにしないと。
五十崎に着いた頃やっと明るくなってくる。打ちこの街中へ降りて歩く。
通り過ぎて道の駅内子フレッシュパークで小休止。
道端では交通量の調査をしている。寒いねと声を賭ける。今日のコースも突合か
らひたすら県道379を歩き、落合トンネルを右折する鴇田峠越えだ。
来楽苦で9時50分。上田渡の薬師堂で休憩。その後落合トンネルを通り、右折して車道を上る。畦々で左の急坂の遍路道へ。
ここで12時半だ。下坂場峠も順調に歩き、車道を下り42号と別れて
左手へ進み集落を通り過ぎて鴇田峠への入り口の車道が交通止めになっている。
崖崩れの恐れがあるので全面通行止めとのことだ。此処まで来て遍路がどこを通
って久万の町へ行けというのだ。赤いバーで止められているのを避けて、個人の
責任で通行することに決めて進む。
久万の町には明るいうちに着けた。出口は郵便局の手前で、ガーデンタイムは右
手にある。宿には3時40分着いた。宿は変わってしまっていて、受付にいるのは
大学生のアルバイトたちである。以前食堂だったところでは麻雀に熱中している。
お客から見えるところでやっていては印象が悪い。部屋は依然と変わらないが、
大浴場はない。部屋のユニットバスのみ。洗濯をしようと下りると以前の女将さん
らしき人に出会い聞くと石鹸はここにあると親切だったが、そのあとで行くともうい
ないし、バイトに聞いても知らないという。もう少し接客の訓練が必要だ。
これでは閉鎖が目に見えている。
ここも食事はないと言っていたので、荷物を置いてコンビニに調達に行く。
洗濯機は無料、乾燥機は100円である。

宿泊先

ガーデンタイム


電話番号:0892-21-0005

住   所:上浮穴郡久万高原町六本木1471
宿泊料金:1泊食事はない 4,500円
トイレ(洋式)、洗濯機無料、乾燥機(100円)、タオルあり、ハミガキあり

本日の歩数:68,682歩
リピート度: ×

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11/23 雨のち晴れ 20℃ 通算25日目 岩屋寺へ往復し長珍まで
   ガーデンタイム→峠御堂トンネル→癒しの宿 八丁坂→古岩屋トンネル
    →(45番)岩屋寺→来た道戻り→(44番)大寶寺→三坂峠→坂本屋→網掛石
    →長珍屋→(46番)浄瑠璃寺→(47番)八坂寺→長珍屋

  3時半に起きてオニギリを食べて用意する。4時45分にカッパを着て宿をでる。
途中の八丁坂で荷物を預かる。入口の入った右側にボックスがあり、鍵もかかる。
声を賭けても返事がないが荷物をまとめて入れ、鍵をかけて持って出かける。
5時50分だ。まだ暗いのと雨降りなので八丁坂へ行くのは取りやめて、車道を進
お接待のパン
む。嵯峨山のバス停の辺りで車が止まって待っている。行くと窓を開けて後部座席からお接待だとパンと缶ジュ
ースを頂く。差し出してくれた人は先達の様である。
写真を撮る前にジュースは飲んでしまったので写ってい
ない。
こんな時間に歩いているので、朝飯前だと考えていただ
けたのだろう。ありがいもことである。
岩屋寺には7時20分着。直瀬川の橋から上りが30分
ほどかかってしまった。帰りはなんとか下りれたが、急
坂での脚の調子は良くないが平地では何ともないのに。
荷物を預かった八丁坂へ9時10分に戻れる。宿の男の人が外で何かしている。
お礼をいって入り荷物を出して用意していると温かいお茶をどうぞと持ってきてもら
えた。泊まったわけでもないし、食事をしたわけでもないのに、分け隔てなく親切に
していただけるのには頭が下がる。
雨は大降りにはならないが、カッパを脱げるほど止まないので暑い。
その後順調に歩き44番大宝寺へ。10時45分。
納経を済ませ次へ歩く。先日津島で出会った長い杖を持った男性と明神であう。
相変わらず追い抜いて行っても無言である。桃季庵のところの休憩所でかれは休
んでいた。三坂峠で右折して旧遍路道へ入る。
車道の目印
下りかけて急な九十九折りで滑って転んでしまった。
その後わかい二人連れと出会う。彼らは三坂峠へ歩い
ている。
小さな川を越えて向こう側を歩いていると例の彼が追い
抜いていった。
今日は祝日なので坂本屋が空いているかと期待してい
たがダメだった。
季節の良く人の多い時期だけやっているのかな。
網掛石の辺りまで来ると車道に石灰で矢印を書いて道
案内されているところが多くなった。地元でウオーキン
グ大会でも開かれたのであろう。
丹波のところで先ほど追い抜いていった彼が本を片手
にぶつぶつ言っている。
長珍で頂いた
川沿いの遍路道への案内札を見つけたようである。
その先の小川の橋の手前でこちらは小休止。
長珍屋には15時半着。玄関で今晩予約したものだと いって
荷物を預け、頭陀袋のみ持って前の46番 浄瑠璃寺に行く。
その先の46番 八坂寺にもお参りし宿へ戻る。
長い杖を持った彼は荷物を背負ったままで、2ケ寺にお参りし
ていた。今晩同宿になると思った。  
今晩の同宿は先ほどの46番の本堂でイスに腰掛けて、2人
でお経をあげていた年齢のいった夫婦連れ、長い杖の人、も
う一人の男の人で5人である。
他にも大学生の団体がいた。
早速お風呂に入り、洗濯をする。
部屋は奥まった部屋だったが、エヤコンも完備でまあまあだ。
山茶花のお茶請け
長珍屋の夕食

今晩お世話になる山茶花
は山門の右手にある。
何か建物を作っている。
夕食は食堂で頂く。2人連れ
のお母さんは足が悪そうで
椅子に腰かけていた。
だからお経を唱えるにも椅
子に腰かけていたのだ。
明日は距離も歩かないので、今回のお遍路で初めて朝飯も宿で頂くことにした。
 
宿泊先

長珍屋


電話番号:089-963-0280

住   所:松山市浄瑠璃町119-1
 http//www.chotinya.jp
宿泊料金: 1泊1食 7,020円
トイレ(和式)、洗濯機、乾燥機(無料)、タオルあり、ハミガキ
あり、ドライヤーあり、

本日の歩数:59,601歩
リピート度: ○

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11/24 晴れ 21℃ 通算26日目 道後温泉で初めての贅沢
  長珍屋→(別格9番)文殊院→札始大師堂→(48番)西林寺→久米→
(   (49番)浄土寺→(50番)幡多寺→(51番)石手寺→道後→常盤荘
    
 今日は宿で朝食を食べた。
今回初めてである。6時の朝食だったが、今日は道後まで歩くのみなので7時半ま
で宿でゆっくりする。
玄関に行くともう誰もいないようである。
長珍屋の朝食
久米のサロン
まずは隣の文殊院へお参りする。
その後は遍路地図通り歩き
、札始大師堂へ寄る。
大師堂の前で工事をしてい
て生コン車が境内に止まっ
ている。
その後県道を歩き、重信川
を渡り48番 西林寺へ。
9時に着いた。
鐘楼の石垣に荷物を置いてお参りしているとカラスがリックから引っ張り出している
。知らないお姉さんがハンドバックを振り回して追っ払ってくれていた。
納経所でその話をすると一匹いますよとのことだった。
お遍路でカラスにやられるとは初めての経験である。
サロンのお姉さん
接待のミカン
 その後はリハビリ病院の
横を歩き久米の小学校を目
指す。
諸学校を通り過ぎて右に折
れその先で左手に曲がって踏切の手前の道路の真ん
中でお姉さんがにこにこして
いる。
近寄ると休んでゆきません
かと声を賭けてもらえた。
今日は急いでいないので、お言葉に甘えて休憩させていただきますと言って部屋
に入る。お話を伺ってみると、1年ほど前にできて、近くの人の作った農作物や趣
味作った人形などを並べて販売しているとのことだった。
接待にミカンを戴く。冷やしてあって暑いくらいの日なので美味しくよばれる。
石手寺でいただいた
お茶もだしてもらった。冷やしたミカンを持って行きなさいと言
われるので、3け入っているのを2ケにしてもらっていただく。
お礼を述べて失礼する。49番 浄土寺は目の前である。
10時半に着いた。
その後の遍路道沿いにある宿「そらともり」は現代風の建物
である。
繁多寺には11時少し過ぎに着く。
その後のお墓の中の遍路道で女性の団体とすれ違う。
51番 石手寺には12時10分着。
ゆっくりとお参りし納経所へ。
納経所で先達になれますねと声を賭けられたが、お金もいり
ますし、教育に出てこないといけないのでと話す。
納経したら一冊の本をいただけた。
衛門三郎のお話が細かく書かれている。
時間的に早いけれども、道後に向けて歩く。
道後温泉本館
1号機関車
 道後温泉本館の横までと
りあえず行く。
宿を探しながら歩いてきた
のだが見付けられなかった。
昼飯がまだなのでアーケー
ド街へ行く。
一軒のラーメン屋さんに入り
、注文したら売り切れと言わ
れ仕方がないのでチャーシ
ューメンを頼む     食べ終わって伊予鉄の駅へ。丁度坊ちゃん列車がいた。これは1号機関車で、もう一台
あるそうでもう一台は14号機関車というそうだ。違いが簡単にわかるのは煙突の形が違うそうです。それと引いている客車が長さが短いのを2両引いているのが1
からくり時計
からくりの人形
号、長さが2倍ほどある長い
客車を1両引いているのが
14号だ。
隣にあるからくり時計の下
にある、「放生園」の足湯に
つかり、定刻になるのを待
つ。
からくりは8時から22時の
1時間ごとの定刻に動き出
し時計台がせり上がり、小
説に出てくる人物が現れる。本当の名前は坊ちゃんカラクリ時計というそうで、道
後温泉本館百周年を記念して造られた。
本館の正面入り口
      
霊の湯入浴券
     
松山市が開いている案内所
に行って宿の場所を尋ねる

遍路道沿いにあるのだが、
隣の立派な大きな建物の
せいで気がつかなかったの
だ。
左隣は夢蔵 旅庵浪六であ
る。
宿は純日本旅館である。
宿について早いが部屋へどうぞと言われるので上がらさせてもらう。
女将さんに本館への入り方を尋ね、1250円のコースに決めて白衣を着替えて温
泉へ行く。窓口で入場券を買い求め入る。コースによって下にひかれた布の色を
辿って行くと部屋に着く(霊の湯2階席は赤い色)。要所要所に人がいて案内もされ
。2階に上がり、どこでも空いている柳行季に荷物を置いて浴衣を持って風呂に出
かける。コインロッカーもあり貴重品を持っている人はそれを使う。
霊の湯のお茶うけ
霊の湯
2階席と3階の個室の人は
霊(たま)の湯に入る。1階の
神の湯にも入りたければはいることは可能だ。
雰囲気が違うのでどうぞと
言われた。
風呂を出てくるとお茶とお菓
子が運ばれてきてくつろげ
る。茶碗は砥部焼、天目台
は輪島塗。
その後は本館内の施設見学する。皇室専用の浴室などを案内者の説明を聞きな
がら見て回る。     
記念スタンプ
からくりが動いた時

神の湯の方は天上が吹き抜けに
なっていて明るい、こちらには多く
人が入浴されていた。
男女混浴ではありません。
出てからコーヒー屋を探してぶら
ぶらと歩き、カラクリ近くの店に入
り飲む。
終わって定刻が近いので足湯へ。
時間になると数多くの人がスマート
ホンで動画を撮っている。
完全にせり上がった状態が写真である。
音楽と共にせり上がるのは見ていても大変に楽しいものだ。
また階ごとに現れる人形が可愛い。横に飛び出す物もあり目が離せない。
その後宿に戻る。
宿の女将さん
からくりのマドンナ
宿に帰って館内の案内をし
てもらう。
建物は昨年に耐震工事を
兼ねてリホームしたそうで
何もかも新しい。
お客を泊める以上何かがあ
ってからでは遅いので決断
したと言われた。
トイレも素晴らしくきれいで
上品だ。
可愛い愛想の良い女将さんで、こちらも話しているとホットする。
旅館なので食事は部屋食である。
今日のお泊りは他に2組あると言われたが、顔を合わせること一度もなかった。
食事
食事
できた物から出てくるので
温かいものが食べれる。
明日の朝食は8時からと言
われるので断る。
パンフレットによると採れた
ての新鮮な瀬戸内海の魚と
書かれていたが、説明によ
ると宿のお父さんが釣りに
行って釣ってくるそうだ。
今日魚もそうだと言われ、さ
しみは「さわら」と「ひらめ」である。
創業は大正9年とのことだ。 唯一の難点はテレビが無いことだけだ。
なぜ無いのかは分からないが。宿に予約を入れた時に部屋にありませんが良いで
すかと念を押された。後で苦情を言う人がいるのだろう。
内風呂も温泉を引きいれているので是非と言われたので、寝る前に入る。
こんな贅沢な一日は今までの遍路ではしたことが無かったが、ご褒美と思って半日
ゆっくりさせてもらった。 この世の贅沢に合掌。
宿泊先

常盤荘


電話番号:089-931-5520
  http://dougotokiwasou.com/

住   所:松山市湯月町4-2
宿泊料金: 1泊1食 8,790円
トイレ(洋、和式)、タオルあり、ハミガキあり、カミソリ、ドライヤーあり、
本日の歩数:22,496歩
リピート度: ◎

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11/25 晴れ 21℃ 通算27日目 今日は7Km歩いて帰ることに
   常盤荘→道後アーケド街→護国神社→松山少年院→三津浜→JRで松山駅へ
    →しおかぜで岡山へ→新幹線で自宅へ

  4時30分に 起きておにぎりとカップめんを食べて用意する。
7Kmほど歩くだけなので、2時間も見ておけば良いのだが、年寄りはどうしても安
全を見過ぎだ。6時少し前に宿を出た。本館の前に来た時、多くの人が立ち止まって何かを待っている。アーケード入り口で立ち止まり振り返っていると隣に立っていたご婦人が6時に建物の櫓で時報の太鼓が鳴るので見ているのだという。
櫓の太鼓
この場所が良く見えるので変わりますと言われる。太鼓楼「振鷺閣」で打たれる刻太鼓は残したい
日本の音百選に選ばれている。
時刻はラジオを置いていて間違いないと。
また、聞く場所によって聞こえ方が違ってもいるそうだ。特に左手奥だそうです。
昨日のからくり時計といい、いいものが見れた。
太古の合図で温泉も開場する。
数人の人が並んでいた。
アーケード街を歩き、護国神社の前を通り歩く。
散歩の人がいて挨拶を交わす。
国道196に出会い、左折して横断する。
池の横を歩き、松山少年鑑別所辺りで明るくなっ
てきた。予讃線線路わきに出た。踏切を渡り地図を見ていると、お父さんが話しか
けてくれる。太山寺へ行くのですかと言われるので、ここで辞めて今日は自宅へ戻
りますと答える。県道19沿いのローソンに7時30分である。
三津浜の駅まで歩き、列車にのって松山へ戻る。
8時10分ごろ松山駅に着いた。これから10時21分まで駅で時間を潰す。
駅の周りを見てきたが何もない。駅内の待合所で過ごす。キヨスクとセブンイレブン
が合体した店があり、100円のコーヒ飲む。
車内に持ち込む弁当もついでに買い求めた。
岡山で乗り換え時にいつものようにお土産を求める。
時間の余裕があるので待合所の店に入りコーヒにする。
   




本日の歩数:16,105歩


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