11/20 雨のち晴れ 3日目 暗闇の遍路ころがしを歩く
吉野→(11番)藤井寺→長戸庵→柳水庵→浄蓮庵(一本杉庵)→(12番)焼山寺→杖杉庵→(13番)大日寺→(16番)観音寺→(15番)国分寺→(14番)常楽寺→名西旅館 花
3時半におきて接待で頂いたおにぎりを食べて用意する。4時半に宿を出て、
藤井寺へ歩く。水は駐車場で自販機で予備1本買い求める 11番
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ご接待のおにぎり
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には4時4
5分に着く。藤井寺の本堂と大師堂に頭を下げて無
事をお願いし不動堂の横の登り口を入る。
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遍路ころがしへの入り口
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木が生い茂り辺りは真っ
暗で懐中電灯の光をたよ
りに足元を照らしながら急
坂を登る。昨日歩いてい
た10番方面が途中で下
の方に明かりが見えるよう
になる。やがて長戸庵(ち
ょうどあん)に着くが、まだ一面真っ闇の中である。
お参りし、無事をお願いして通り過ぎる。何か不気
味な感じがするので、声を出して御宝号を唱えながら歩く。不思議に気分も落
ち着き、心配事なども忘れて歩けました。そのまま山道を進む。次の柳水庵へ
着くころにやっと明るくなってきた。柳水庵へは7時10分である。昔は泊まる
ことも出来たのだが、当主が高齢のため今は泊まれないという。庵のみが建っ
ている。ここから少し下がったところに(歩いて1〜2分)無料の善根宿が作られ
ているが、今日は誰もお泊りではない様である。覘いてみると、壁一面に納札
がぶら下がっている。これだけの人がお世話になった証なのであろう。
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無料の小屋
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柳水庵から県道245を渡り舗装された尾根道を歩く
、もう一度車道が出てきて合流して歩く、浄蓮庵に
は8時に到着しました。
ここは 一宿山 浄蓮庵といますが、またの名の一
本杉庵の方が通りがよい。その後、車道と別れてま
た山道になる。一度下りになり車道へ出ると小さな
部落、左右内である。その部落のところから撮った
写真が右のもので、谷あいに雲がかかり幻想的で
美しかったです。
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朝の山々
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左右内谷川を渡ると最後の急坂を
登ることになる。
12番 焼山寺へは9時25分に着いた。
藤井寺から前回は6時間かかったが、今回は4時
間40分である。まだお店も開いてないのでうどんも
食べれないので、そのまま食べず下ることにする。
10時15分に番外霊場 杖杉庵(じょうさんあん)に着く。
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杖杉庵
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旧遍路道を下り左右内小の跡地からまた車
道へ戻る。そのまま下り阿
部酒店まで行く、チョコレ
ートが欲しいと思って入っ
たが板チョコはないといわれるのであきらめる。大き
な袋入りのチョコはあるのだが重くてもって歩けない
。 遍路道への入り方を尋ねると、なべいわ荘の先で
左折した方がいいといわれるのでそうすることにす
る。始めは車道で部落を通り過ぎると急坂になって
くる。その後遍路道に入るとまたまた急な坂道であ
る。雲辺寺への上りを思い出す、玉ヶ峰の頂上までそれが続く。その後車道
を歩く、宮分の部落で軽トラックで追い抜いて行かれたおじさんがオロナミン
Cを接待だとくださる。途中でおいしくいただく。その後も車道を進んだのだが
、途中の川平の部落で工事していた人が、丁度お昼で飯を食べているところ
を通りかかると、呼び止めてい
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接待でいただいた
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われるのには、どこで間違えて登ってきたのか
といわれるが、こちらは心当たりがない。遍路地図
の通りに玉ケ峰へ登りその後車道を道なりに来ただ
けだ。下の道の方が近いのにといわれた。ここまで
来てしまったのだから仕方がないのでこのまま進み
、本名で下って橋を渡り旧遍路道に入らず、こちら
側を歩き、河野橋で橋を渡り向こう側を歩きなさいと
教えていただく。鏡大師もはるか下にあったのだか
らやはり間違えていたのだろうか?本名の植村旅館
のところを12時45分に通り過ぎる。そのまま県道2
0を進み、川に沿ってくるっと回ると、先ほどの橋を渡った峠越えの遍路道が
出てきて一緒になる。河野橋の手前の広野の町で念願の板チョコを買い、食
べながら歩く。橋を渡り今度は21号を歩く。ここでも遍路道は山に入っていく
道があるが建治寺へ行く時にはこの道を歩くのだろう。先に進むと南行者野
の町では右手の山の上に徳島刑務所が見えるようになって来た。入り口は先
に進んだ天の原にあった。
13番 大日寺には15時25分に着く。お参りしてもまだ早いのでその先へ行
くことにして、駐車場でタクシーを呼ぶ。20分ほどしてきてくれる。
まずはこの時間で戻ってこれる所まで行くことにして、16番にする。
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真新しい16番本堂
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何も変わらない15番
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16番 観音寺には16時
11分に着く。本堂が新しく
建て替えられていた。おか
げで本堂と大師堂の間に
あったはずの夜泣き地蔵
を見落としてしまった。
15番 国分寺に戻る。
ここは何も変わってはいな
い、相変わらずさびしい雰
囲気の札所である。だんだん薄暗くなってきたので急いで次の14番に向かう。
14番 常楽寺にはなんとか納経の時間に間に合う。先に納経を頂き、お参り
していると、もう線香などを片付けにくる。18時までには宿に戻ろうと急ぐが、
山門を出たところでもう暗くなってくる。一応宿に遅くなると連絡する。池を回り
歩くと、新しく老人福祉施設が出来ていた。18時前には宿に着いた、丁度ジャ
ンボタクシーが着いたところであった。風呂に入って出ると運転
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名西旅館の夕食
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手兼先達にあ
う。食事の用意が出来たと言われ降りて行くともう先
ほどの運転手さんが一杯やって見える。4人の女性
を乗せて回っているとのことで、ビデオを撮りながら
の遍路旅だという。
女性陣が食べに見える前にこちらは食べ終えてしま
った。お話を聞きながらお茶をいただく。明日も朝
早いのでおにぎりを注文する。おにぎりと清算を一
緒にといったが旦那さんは本館の方へ戻ってしまっ
ていて、おばあさんでは分からないと。先回来たとき
親切だったおばあさんはお変わりなく元気である。7時過ぎてもら致行かない
ので本館までお金払いに出かける。おにぎりはカウンターの上に置いといてく
ださいと頼んで帰る。
7時半には就寝。
宿泊先
名西旅館
花
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電話番号:088-644-0025
住 所:徳島市一宮町西丁414
宿泊料金:1泊2食6,500円
トイレ(和、洋式,)、洗濯機、乾燥機(今回説明なしのため使
わず)、タオルあり、ドライヤーなし、
本日の歩数:56,622歩
リピート度: △
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