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徳島編
高知編

徳島編

2006.11.18〜24

11/18 曇りのち雨 1日目 2回目の遍路へ
自宅→新幹線岐阜羽島駅→岡山駅→JR板東駅→(1番)霊山寺→(2番)極楽寺→(3番)金泉寺→(4番)大日寺→(5番)地蔵寺→(別格1番)大山寺→民宿寿食堂

 今回、2回目の歩き遍路ということで、完全踏破を目指すことにする。用品は
前回のもをそのまま使用する。背中に4Kg背負って、距離も6Kmほど歩いて
練習してきたが何とか完歩したい。
今年は11月26日の日曜日まで坂東に特急が止まるという。10時45分板東駅
を降りる。他には誰も降りてはこない、私のみである。
1番までのコミニティバスが駅前に待機していたが断って歩くことにした。
1番 霊山寺へは11時少し前に着く。遍路発願成就をお願し納経所へ。前回
覚えた「歩き遍路者名簿」なるノートに記帳させてもらう。今日の日付は今のと
ころ私一人であった。
長命杉

次の2番へは11時30分に歩き始める。先回も歩いて
いるので安心である。川を2つ渡り右側へ入ると
2番 極楽寺
である。15分ほどで着いた。境内には
大師が植えられたという樹齢1000年の「長命杉」が
あり、縛られた紅白の縄を引っ張ると霊気を授かる
という。
12時から次に向かって墓や薮の中を通る遍路道を
歩く、すぐに舗装道に出ます、しばらく進むとまた遍
路道らしくなります。田んぼあぜ道や民家の庭先を
通るのです。歩きながら昼飯のおにぎりをほお張る。
12時45分に3番 金泉寺に着きまました。
黄金地蔵と黄金井
今回黄金井(こがねい)を覗いて見ま
した。何とか顔が映りましたので3年は大丈夫だとい
うことだ。
13時10分に次の大日寺に向かって歩き始めました。
途中、高速の下をくぐったところから遍路道に入りま
す、番外霊場・金鶏山 愛染院(あいぜんいん)が
あります。3番の奥の院でもあるそうで、ここは那東
のお不動さんと呼ばれている。
他の人のHPやNHK趣味悠々のテキストでも評判
の刷毛書き納経してくれるお寺である。刷毛書きの
納経は四国でここだけだという。本尊は全国でも3体しかないという坐像の不
動明王で、このお寺の他には高野山奥の院と成田山に祭られているのみ。
刷毛書の納経
今回、お参りしたが当主はあいにく不在で留守の2人の女
性が納経ですかと聞かれる。こんな時のために書き溜め
てあると言われる。評判を聞いてくる参拝者に納経出来な
いのは申し訳ないと当主が思われてのことだろう。
もらった説明書によると、当院の力強い梵字は、家に祭っ
て魔除として御利益をもたらし、強いお守りとして人々に敬
愛されていると書かれています。
その後遍路道を進む、もう一度高速道の下をくぐると藍染
庵の前を通り、先回来たときには通行止めになっていた小
さな川に出合う。それを渡って歩くと直ぐに車道にでます。
すると大日寺が目の前です。
4番 大日寺へは14時丁度に着きました。
このお寺も改築されており、山門の近くにあったトイレは水洗の最新式のきれ
いなものに立て替えられていました。今回はゆっくりと本堂から大師堂へ続く
回廊の木造観音像を拝見させていただきました。
次の5番に向かって歩き、手前の五百羅漢によって裏側から5番 地蔵寺
入りました。14時40分着です。納経所前の紅葉がみごとでした。
今回は、
別格1番
別格にも寄れるところは今回お参りしようと(時間の都合で乗り物利
用)決めて出てきたので歩いている途中、一番近そ
うな神宅小学校の校門前のYの字の三叉路でタク
シーを呼ぶ、往復乗せてもらっていってきた。
(別格1番) 大山寺は古い古刹であり、阿波仏法
最初の道場である。「大山観音」祈祷寺の名でよく
知られている。ここもほとんど参拝者はいない。私の
他は3人連れの家族連れのみでこちらは普通の格
好である。納経所で別格20寺用に納経帳を買い求
めて納経をお願いする。
別格だけにある除災招福念珠を買い求める。
この念珠は男珠と女珠がありそれぞれのお寺の名前が入っている。親珠は毎
年売っているお寺が変わるという、今年は4番 鯖大師だという。

別格20寺のHPは http://www.bekkaku.com/index.htmlです。

お参り終わってもとの神宅小学校の校門前で車を降りる。運転手もよく承知で
ここから乗せましたよと念を押されました。その頃より雨が降りだしたのでカッ
パを出して着る。今晩の宿まであと1.5Km位だと思うが途中で薄暗くなってくる
、宿には何とか16時20分暗くなる前に入れる。

寿食堂の夕食
今晩の宿は民宿寿食堂で名前の通り別棟で食堂を
経営されている宿だ。民主党の菅さんも泊まられた
そうで記念の写真が飾られている。
玄関の階段の脇に大師が祀られていて遍路宿だと
いう雰囲気がでている。早速部屋に案内され、風呂
、洗濯場などの説明がある。早速、着替えて風呂に
入り洗濯をする。洗濯機100円、乾燥機200円である
。夕食は6時からと言われたのでゆっくりする。
6時に呼ばれて別棟の食堂へ降りてゆく、今晩の客
は3人なのだがまだ1人到着しないと女将さんと娘さ
んがもう一人の客と話している。娘さんが見に出かけるが直ぐに帰ってきた。
しかし、朝には廊下にスリッパが私のほかに2つ脱がれているので無事着か
れたのだ。夕食は鍋が主の料理で食べきれなかった。
明日は早立ちなので朝食を断っておく。
        
 宿泊先

民宿寿食堂


電話番号:088-694-2024   
  
住   所:徳島県板野郡上板町七條大道ノ上13-1
宿泊料金:朝食なし 6,300円
トイレ(和式)、洗濯機、乾燥機(有料)、風呂用タオルなし、ハミガキなし、

本日の歩数:25,156歩
  
リピート度: △

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11/19 雨 2日目 今日も元気に歩くぞ
宿→(6番)安楽寺→(7番)十楽寺→(8番)熊谷寺→(9番)法輪寺→(10番)切幡寺→鴨島駅へ→JRで石井へ→(別格2番)童学寺→JRで鴨島へ戻る→(11番)藤井寺→旅館吉野
  5時00分におきて用意する。夕べお願いしたおにぎりを食べ、出発の準備
をしでかける、6番に6時40分には着きたいので暗いが懐中電灯を手に持ち
カッパを着て歩き始める。途中で犬の散歩している人に呼び止められる。この
道では大回りだと道を教わる。どこで間違えたのか?。暗いのにもう犬の散歩
している人がいるのだ。6時半過ぎに
6番 安楽寺着である。まだ薄暗いので
お参りを先に済ます。しばらくするとお寺の人が建物の扉を開けに回って見え
た。納経の時間になるのを外で待つ、水をまいたりして掃除されている、5分
前になったときに「納経お待ちですね」といわれるのでそうですと答えると、し
ましょうといわれ時間前にして頂ける。すると重ねならもっと早くいってくだされ
ばといわれた。書くのと、重ねではずいぶん違いますからとのことでした。しか
し、時間前にしていただいて有難かった。
このお寺の宿坊は鉄筋コンクリート製で、民宿よりいいのかもしれないなとも思
った。次回機会があったら泊まってみよう。荷物をまとめ7番に向かい歩く。
7番 十楽寺には7時20分に着く。
改装中の山門
ここは山門を改装中で横の坂道を歩いて
お寺に入ることになる。 納経所も本堂左手にプレハ
ブで作られた小屋の中である。山門の裏側の水子
供養の地蔵尊はそのままであった。
次の8番には高速に沿った道を前回歩いたので、
今回はへんろ道保存協会の案内書どおりの道を歩
くことにする。旧道のようでところどころ家並みが現
れる。何度か車用の案内が右折せよと求めてくる。
そのたびに地図で確認してそのまま真っ直ぐに進む
、最後は広い車道にでる前に右折することになる。
右折し坂道を登ってゆく
熊谷寺山門
と山門が現れ、8時50分に8番 熊谷寺に着く。
境内配置も変わっていて納経所は駐車場と共に新
しく出来ている。
次の9番に向かう。今、右折して登ってきた道を下る
のである。途中の変則十字路で旧道に入り歩く。途
中から田んぼの中の道になる。
9時20分に9番 法輪寺に到着。山門前にはあわじ
庵と左側には梅の家がありうどんが名物だが、今回
もあわじ庵で「ぼた餅」を買い求める。お腹の足しに
するために歩きながら頂く大変美味しかった。
しばらく歩くと番外霊場の小豆洗大師があります。
小豆洗大師
いわれは、大師が水がなく農民が苦労しているのを
哀れみなされて、小豆の洗水に加持して水を得られ
たという伝説に基づく。その後、県道139に入りお
土産やのところで右折する、民宿坂本屋の前やみ
やげ物屋の前を通り高速の下をくぐると10番の山
門である。
10番 切幡寺10時40分に到着。ここも山門が改
築中で土台部分のコンクリート打ちが終わったところ
である。車は左へ迂回するように標識が出ていた。
入り口でテント小屋を張って荷物を預かってくれていた店も今日雨のせいか、
時期が悪いのか営業していないのでそのまま荷物を担いで階段を登る。
次の11番には今、登ってきた道をまっずくに下ることになる市場町を通り抜け
吉野川の堤防に出る。手前の川の大野島橋はどての直ぐ下に
川島橋
あり、橋を渡っ
て竹やぶを通り過ぎると一面のダイコン畑である。
昔、渡し船だっ
た時代のへんろ道との分岐の三叉
路にある遍路石を眺める。右手に進路を取って歩く
が川島橋までが遠い。12時丁度に吉野川の本流に
架かる川島橋を渡る。この橋は、増水時に流木など
で壊れないように欄干もなく、水没するように作られ
た潜水橋で、橋の幅も狭く、車も人も道を譲りながら
渡る「思いやり橋」だ。堤防に階段でどてに上がると
右手にきれいな休憩所が作られていた。その後も何
カ所か新しい遍路小
境内の藤棚
屋の休憩所が設けられているようになった。
今日、朝早く歩き出したのは別格2番の童学寺へ行
きたいためである。川島の町で遍路道は信号で右
に入り11番へ向かうのだが、今回はそのまま国道
を鴨島まで歩く。コンビニのある信号でもう1本線路
沿いのうら道に入る。鴨島の街で分からないので自
動車修理工場で駅を訪ねる。
鴨島からJRに乗って石井まで行く、童学寺までの距
離、所要時間分からないので、とりあえず行きだけタ
クシーに乗る。
(別格2番) 童学寺に13時50分に着く。
飛鳥時代の古刹で、大師16歳の時に、逗留され「いろは四十八文字」をこの
寺で創作したと伝えられている。この由来により「童学寺」の名がついたという
。お参りし、納経と数珠玉を買い求める。帰りは十分時間がありそうなので歩く
、どうせ歩くのならば一区間手前の下浦駅へ歩くことにする。駅の場所も分か
らなかったが、偶然この当りかと右折したところが駅だった。 列車で鴨島へ戻
り、11番へ向けて歩く。先回に駅へ歩いたので方角は分かっている。遍路地
図の通りの道を探して歩く。藤井寺へも歩きの道を登って行くとふじや旅館の
裏手を通り急坂を下ると
11番 藤井寺である。
15時20分に着ける。雨が降っていて人影もまばらである。名前の元になった
藤は、春には五色の花で彩られるというがすっかり黄色く紅葉している。お参
りを済ませ明日登る遍路道の入り口をもう一度確認
旅館吉野
して納経所へ、先回訪れ
た時に注意された水を持って、あがるようにとの言
葉を思い出す。
吉野の夕食
ここまで歩いてきて今晩泊まる旅館
の看板は一度も出てこな
かったので、どこにあるの
か分からない、心配しなが
ら今度は車道を戻ることに
する。駐車場を出たところ
に看板を見つける。
右手の山裾ぞいを歩き、
墓などを通り過ぎると左手
に建物を見つけた、これで一安心である。宿に入る
と先客が今日は一人見えた。後で聞くと北海道から来たといわれる。洗濯場
は2階にもあり部屋の前である。早速着替えて洗濯をする。その間にお風呂も
頂く。6時から食事なのでしばらく部屋でゆっくりする。
今日も同宿者は2名である。食事のとき明日はどこまでと女将さんに尋ねられ
るので名西旅館までと答えると、心配そうな返事でした。
明日早く起きて旅立ちしたいので今晩中におにぎりをお願いしますと頼み、宿
代を清算する。
宿泊先

旅館吉野
 

電話番号:0883-24-1263   
  
住   所:徳島県吉野川市鴨島町飯尾1444-1
宿泊料金:1泊1食付 6,000円
トイレ(洋式)、洗濯機、乾燥機(有料)、タオルあり、ハミガキ
あり、ドライヤーあり、

本日の歩数:43,178歩
リピート度: ◎
  
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11/20 雨のち晴れ 3日目 暗闇の遍路ころがしを歩く
 吉野→(11番)藤井寺→長戸庵→柳水庵→浄蓮庵(一本杉庵)→(12番)焼山寺→杖杉庵→(13番)大日寺→(16番)観音寺→(15番)国分寺→(14番)常楽寺→名西旅館 花
3時半におきて接待で頂いたおにぎりを食べて用意する。4時半に宿を出て、
藤井寺へ歩く。水は駐車場で自販機で予備1本買い求める 11番
ご接待のおにぎり
には4時4
5分に着く。藤井寺の本堂と大師堂に頭を下げて無
事をお願いし不動堂の横の登り口を入る。
遍路ころがしへの入り口
木が生い茂り辺りは真っ
暗で懐中電灯の光をたよ
りに足元を照らしながら急
坂を登る。昨日歩いてい
た10番方面が途中で下
の方に明かりが見えるよう
になる。やがて長戸庵(ち
ょうどあん)
に着くが、まだ一面真っ闇の中である。
お参りし、無事をお願いして通り過ぎる。何か不気
味な感じがするので、声を出して御宝号を唱えながら歩く。不思議に気分も落
ち着き、心配事なども忘れて歩けました。そのまま山道を進む。次の柳水庵へ
着くころにやっと明るくなってきた。柳水庵へは7時10分である。昔は泊まる
ことも出来たのだが、当主が高齢のため今は泊まれないという。庵のみが建っ
ている。ここから少し下がったところに(歩いて1〜2分)無料の善根宿が作られ
ているが、今日は誰もお泊りではない様である。覘いてみると、壁一面に納札
がぶら下がっている。これだけの人がお世話になった証なのであろう。
無料の小屋
柳水庵から県道245を渡り舗装された尾根道を歩く
、もう一度車道が出てきて合流して歩く、浄蓮庵に
は8時に到着しました。
ここは
一宿山 浄蓮庵といますが、またの名の
本杉庵
の方が通りがよい。その後、車道と別れてま
た山道になる。一度下りになり車道へ出ると小さな
部落、左右内である。その部落のところから撮った
写真が右のもので、谷あいに雲がかかり幻想的で
美しかったです。
朝の山々
左右内谷川を渡ると最後の急坂を
登ることになる。
12番 焼山寺へは9時25分に着いた。
藤井寺から前回は6時間かかったが、今回は4時
間40分である。まだお店も開いてないのでうどんも
食べれないので、そのまま食べず下ることにする。
10時15分に
番外霊場 杖杉庵(じょうさんあん)に着く。
杖杉庵
 旧遍路道を下り左右内小の跡地からまた車
道へ戻る。そのまま下り阿
部酒店まで行く、チョコレ
ートが欲しいと思って入っ
たが板チョコはないといわれるのであきらめる。大き
な袋入りのチョコはあるのだが重くてもって歩けない
。 遍路道への入り方を尋ねると、なべいわ荘の先で
左折した方がいいといわれるのでそうすることにす
る。始めは車道で部落を通り過ぎると急坂になって
くる。その後遍路道に入るとまたまた急な坂道であ
る。雲辺寺への上りを思い出す、玉ヶ峰の頂上までそれが続く。その後車道
を歩く、宮分の部落で軽トラックで追い抜いて行かれたおじさんがオロナミン
Cを接待だとくださる。途中でおいしくいただく。その後も車道を進んだのだが
、途中の川平の部落で工事していた人が、丁度お昼で飯を食べているところ
を通りかかると、呼び止めてい
接待でいただいた
われるのには、どこで間違えて登ってきたのか
といわれるが、こちらは心当たりがない。遍路地図
の通りに玉ケ峰へ登りその後車道を道なりに来ただ
けだ。下の道の方が近いのにといわれた。ここまで
来てしまったのだから仕方がないのでこのまま進み
、本名で下って橋を渡り旧遍路道に入らず、こちら
側を歩き、河野橋で橋を渡り向こう側を歩きなさいと
教えていただく。鏡大師もはるか下にあったのだか
らやはり間違えていたのだろうか?本名の植村旅館
のところを12時45分に通り過ぎる。そのまま県道2
0を進み、川に沿ってくるっと回ると、先ほどの橋を渡った峠越えの遍路道が
出てきて一緒になる。河野橋の手前の広野の町で念願の板チョコを買い、食
べながら歩く。橋を渡り今度は21号を歩く。ここでも遍路道は山に入っていく
道があるが建治寺へ行く時にはこの道を歩くのだろう。先に進むと南行者野
の町では右手の山の上に徳島刑務所が見えるようになって来た。入り口は先
に進んだ天の原にあった。
13番 大日寺には15時25分に着く。お参りしてもまだ早いのでその先へ行
くことにして、駐車場でタクシーを呼ぶ。20分ほどしてきてくれる。
まずはこの時間で戻ってこれる所まで行くことにして、16番にする。

真新しい16番本堂
何も変わらない15番
16番 観音寺には16時
11分に着く。本堂が新しく
建て替えられていた。おか
げで本堂と大師堂の間に
あったはずの夜泣き地蔵
を見落としてしまった。
15番 国分寺に戻る。
ここは何も変わってはいな
い、相変わらずさびしい雰
囲気の札所である。だんだん薄暗くなってきたので急いで次の14番に向かう。
14番 常楽寺にはなんとか納経の時間に間に合う。先に納経を頂き、お参り
していると、もう線香などを片付けにくる。18時までには宿に戻ろうと急ぐが、
山門を出たところでもう暗くなってくる。一応宿に遅くなると連絡する。池を回り
歩くと、新しく老人福祉施設が出来ていた。18時前には宿に着いた、丁度ジャ
ンボタクシーが着いたところであった。風呂に入って出ると運転
名西旅館の夕食
手兼先達にあ
う。食事の用意が出来たと言われ降りて行くともう先
ほどの運転手さんが一杯やって見える。4人の女性
を乗せて回っているとのことで、ビデオを撮りながら
の遍路旅だという。
女性陣が食べに見える前にこちらは食べ終えてしま
った。お話を聞きながらお茶をいただく。明日も朝
早いのでおにぎりを注文する。おにぎりと清算を一
緒にといったが旦那さんは本館の方へ戻ってしまっ
ていて、おばあさんでは分からないと。先回来たとき
親切だったおばあさんはお変わりなく元気である。7時過ぎてもら致行かない
ので本館までお金払いに出かける。おにぎりはカウンターの上に置いといてく
ださいと頼んで帰る。
7時半には就寝。
宿泊先

名西旅館


電話番号:088-644-0025

住   所:徳島市一宮町西丁414
宿泊料金:1泊2食6,500円
トイレ(和、洋式,)、洗濯機、乾燥機(今回説明なしのため使
わず)、タオルあり、ドライヤーなし、

本日の歩数:56,622歩
リピート度: △

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11/21 晴れ 4日目 金子やまで歩くぞ
名西旅館花→(14番)常楽寺→(15番)国分寺→(16番)観音寺→(17番)井戸寺→(18番)恩山寺→(19番)立江寺→民宿金子や

  夕べ頼んでおいたおにぎりを下のカウンターに取りに行き、おにぎりを朝食
に食べ出発の準備をする。
作ってもらったおにぎり
写真のように豪勢なものである。朝飯なしでも同じ
値段を取られたのでこれくらいは−−? バナナと
おにぎりを1ケ残して持ってゆくことにする。今朝も
5時前に出発する。懐中電灯の明かりを頼りに一の
宮橋まで歩く、その後は車の明かりと街灯で歩けた
。橋を渡ってから遍路道に入り14番、15番と進む。
昨日納経は済んでいるのでそのまま進む。国道を
横断して遍路道を進む。ハウスが両側に立ち並ぶ、
このあたりまで来ると新聞配達に出会うようになった
。16番の前を通り過ぎ、大御和神社の境内を通り
今日一日無事をお願いする。国府駅を通り過ぎる頃から薄明るくなってきた
夜も明け切らぬ17番

17番 井戸寺には6時50分に着く。もう先客が3名
みえた。この方たちは車でのお参りのようだ。お参り
して時間になるのを待つ、しばらく休んでいると近所
の方たちがお参りに見えて挨拶を交わす、先回と変
わらぬ朝の風景だ。
次の18番へ向う、今回も先回と同じように県道30に
出て、鮎喰川を中鮎喰橋で渡り、坂を下りたところの
サンクスの手前で右折し遍路道に入る。蔵本駅の手
前の踏み切りを渡り駅前へと進む。駅前のロータリ
ーを右折して国道192へ出るのが遍路道なのだが、今回は1本手前の道を歩
くことにする。先では国道と一緒なってしまうが、朝のラッシュ時間と重なって
混雑しているので裏道を歩く。国道192は朝のラッシュで車が渋滞している。
国道沿いの佐古のスーパでロウソクを買い求める。先ほどで使い果たしたの
で補給である。四国銀行のある三叉路の交差点で右折しなくてはいけないの
を見過ごして新町川を渡ってしまった。徳島駅の手前の藍場町の交差点で右
折し春日橋を渡って県道136に戻る。次の大きな交差点が徳島駅前の通りで
、右手奥には阿波踊り会館、眉山ロープウェイがある。二軒屋の駅を通り過ぎ
次の交差点で右折して遍路道に入る。すると今度は国道55に出る。それを一
路南へ。何本か川を渡ったところで昼にして、夕べのおにぎりを頂く。食べて
御杖の水
元気を回復しまた歩く。坂道を下ったところの交差
点が地蔵越えで歩いてきた遍路道と合流する。小
松島警察の手前の信号で左に入り警察署の裏を通
って
弘法大師御杖の水を見に行く。ここは大師が
お杖をもって、水の湧き出るところを探し当てられた
所である。この水を「お杖の水」といって大師の遺徳
たたえ祀られている。また戻って信号で国道を渡り
遍路道に入る。すると直ぐに民宿ちばが現れる。ま
えを通り過ぎると、
18番 恩山寺である。山門はず
っと手前に
大師お手植えのビランジュ
あり、参道はその後ずっときつい上りである。11時18分に着いた。
ここまでは順調に歩けている。
玉依御前の剃髪所
次の19番へは坂道を
下り途中から牛小屋の横を通るのが遍路道である。
竹やぶの中の道を進むと
やがてミカンなどを運ぶた
めに舗装された農道に出
る。その後小さな小川の土
手を歩き坂を下ると手前
に墓石が並んでいる奥に
釈迦庵がある。ここは約400年前に置かれたという
最古の「仏足跡」があることで有名ですが、見落として通り過ぎてしまいそうな
場所です。
釈迦庵
お京塚
その後県道136を進み、一つ部落を通り過ぎて坂を下ると右手の
山すそに花火工場が見えてくる。坂を下りた川の手
前にお京塚がある。
ずいぶん荒れ果ててきて
いるように見え、蔦が屋根
にまで絡み無残な姿だ。このままではいつまでもつのやらと思われる状態である。その先の立江川が工
事中で歩きにくい。19番 立江寺には12時50分である。ここも明日から例祭
らしく門前で庭師さん
黒髪堂
がクレーン車を止めていて入りにくい。
時間があるので隅まで見て歩く。大師堂の裏側に
黒髪堂がありました。新しく作ったようで新しいもの
でした。今日は次の20番の手前の金子やまで歩くこ
とにしたのだ。まだ10Kmはあるので頑張って歩かな
いといけない。コーヒーが飲みたいが適当なところが
ない。あってもカラオケ屋と兼用である。
取星寺への旧遍路道を探しに東の方へ行ってみた
が分からないので戻って県道28を歩く。途中の県道
沿いの保育園から遍路さん頑張ってと声がかかる。
スーパーでアンパンを買い求め途中で腰を下ろして食べる。県道276と出会
う少し前のところにバイパスを作っている。しばらくするとまた新しい道が出来
上がっていることだろう。縁結びに霊験あらたかな沼江大師(本当の名前は胎
蔵寺という)を通り過ぎて、勝浦川に出たところにローソンがあるので、そこで
明日の食事を買い求めて行くことにして店に入る。先回もコンビニがここには
あったが、今回歩いていて少しずつ四国にも増えてきたように見受けられる。
しかし、ローソンがほとんどで他の店は少数だ。あおき食堂のあたりは道も狭
くなっていて危険を感じるほどだ。生比奈まで行くと下校中の児童の列に出会
い挨拶を交わす。声を掛け合うのは心うれしいものである。暗くなる前に金子
やに到着できた
金子やの夕食
。この先勝浦の町を通り越して歩くと別格3番慈眼寺に行ける
のだが、ここからまだ10Km以上あるので今回はご無
礼する。金子やは相変わらず愛想のない親父さん
が応対に出られる。宿帳を書き部屋を聞いて3階に
上がる。今までの宿に比べて経年は争えない。これ
でお金が一緒なんて何か腑に落ちない点もあるが、
遍路が贅沢を言っていてはいけないのだが。つい
愚痴がでる。
暖房は電気ストーブで、風呂のタオルがあるだけで
後は何もない。 また洗濯機、乾燥機が有料ですが
あるばずです、先回は使わしてもらったが今回は何の説明もない。
夕食は6時
からで、これまでの宿と比べると、料理も良いとは言えない。しかし、明日の20
番に登るためには便利な場所にあるので仕方がないか。

6時に食べに行くと先客えがあり女性2人が食べて見える。後は食べている間
に何人か到着してくるが、食べ終わるまでにその他は現れない。女将さんに
明日の朝早いのでと朝食を断り、清算をお願いする。
宿泊先

民宿金子や


電話番号:08854-2- 2721

住   所:勝浦郡勝浦町生名石垣3-1
宿泊料金:1泊1食 5,500円
トイレ(和式)、洗濯機、乾燥機、タオル小のみあり、ハミガキ
なし

本日の歩数:59,234歩
リピート度: ×

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11/22 晴れ 5日目 今日は余裕だ
民宿金子や→(20番)鶴林寺→(21番)太龍寺→(22番)平等寺→山茶花

  4時30分に起きて夕べコンビニで買っておいたおにぎりを食べる。5時30分
に宿をでる。20番さんも上には何もないので食べるものと水は持って登るよう
にと先回聞いていたので、昼の分もおにぎりを買い求めておいた。宿の前の
自販機でペットボトルのお茶を買い求めてスタートです。
鶴林寺での日の出
先回遍路道を間違えて車道を登ってしまったので、
今回は間違わないように進む。暗いので今日も懐中
電灯の明かりが頼りである。今回は反対に車道をど
こで横断したのか分からなかった。暗いので市街地
では杖の鈴が鳴らないように手のひらで包んで気を
配って歩く。急坂の遍路道になつてすぐに水呑大師
が左側にあるが、写真は暗いので撮らなかったので
ありません。石碑と石組みの祠があります。その後
急坂を登り車道を2度横断するとお寺に着きます。
丁度日の出の時刻になりました。6時50分に 20番
鶴林寺
に着く。ここでも朝早い時間なので私一人である。朝のお勤めが終わ
った所のようで、お参りし納経をお願いする。納経を済ませ次の21番に向か
って宿坊脇を下る。この階段がどうも私は苦手である。
21番への遍路道
一路下り車道に一度
出てまた下る。小学校の廃校跡を通り過ぎると、大
井という小さな部落にでる。車道に出たところに休憩
所があり、テーブルの上にミカンが置いてあり、遍路
さんご自由にと書いてあった。買い求めると100円
休憩所で接待のミカン

で1袋10個も入っていると
残りを持って歩く自信がな
いので食べずにここまでき
てしまった。丁度欲しかっ
たので3ケも頂く。1ヶは食
べながら、残りの2ヶは左右のポケットに入れて歩く
。有難いことである。  
那賀川を水井橋で渡り、また遍路道に入る。若杉谷
川の沢沿いに登ってゆく。こんな山奥でもお米を作
っているようで大変な労力が必要だ。この沢沿いは遊歩道に整備されていて
綺麗な休憩所がある。最後に急坂を登ると駐車場からの道と合流して舗装さ
れた道を歩くことになる。21番 太龍寺には9時45分に着いた。
この寺はロープウエーでも登ってこれるのでぱらばら人影が見かけられる
21番紅葉の美しい山門
持仏堂の龍
。持
仏堂の廊下には龍の天井
画があり見ることができる
。22番へは前回は駐車場
へ下りた。登ってきた道を
途中までもどって駐車場
からが普通のようですが、
今回は舎心ヶ嶽という大
師が虚空蔵求聞持法の修
行をした場所を見に行くた
めに違う道を歩くことにする。ロープウエー乗り場で飲み物の接待をしていた
だく。その後ロープウエーの下を通り急坂を登る。右側の崖には仏様が立っ
てお迎えしていただける。舗装が切れると直ぐに舎心ヶ嶽に着く。10時42分で
ある。ロープが張ってあり入れない様なので下からおまいりする。回りには天
照大神、神武天皇などいくつかの社がある。その先の遍路道は大変荒れてい
た。ふだらく山(太龍寺山)の写真を見てください、
ふだらく山頂
舎心ヶ嶽の大師
こんな様子です。その後の
下りはもっとひどいもので
す。後で山茶花で一緒に
なったご夫婦のお話では
お寺で尋ねたら、行かな
いほうが良いと言われまし
たとのことでした。倒木、
杉の葉などが降り積もって
いて歩きにくいです。
山道の最後に立派な
持福
というお寺があり、お参りする。
お寺を過ぎると舗装された道に出ます、それを下っていくと国道195に出ます
。国道には12時丁度に出ました。そのま国道を進みます。右手に道の駅が現
れたので時間的にも十分余裕がありそうなので一休みすることにする。コーヒ
ーとぜんざいをお願いする。甘いもの
持福院
道の駅わじき
食べて元気回復である。その後国道を
進むと阿瀬比の部落に入
る、すると遍路道は国道と
分かれて右に入る。右に
入って直ぐに家の間から
左手を見ると信号機が見
え、ガソリンスタンドも見え
る。ここが駐車場径由の
道である。遍路道はやが
て左の山の中へと上がっ
てゆく。一度登りきると後は下りです。最後は舗装さ
れた農道に出ます。××ダイコンの道とか書いてありました。その後西光寺の
家並みの中を東に進むと川に出合います。
山の形を見比べて前回の記憶を呼び覚まし、あの当たりが22番だと思い川沿
いの道を進み、
22番 平等寺には14時55分に着いた。お参りして納経を受
けていると夫婦
22番平等寺
山茶花の夕食
連れに出会う、なんとなく気になったがやはり同じ宿であった。
今晩お世話になる山茶花
は山門の右手にある。直
ぐ隣なのである。15時20
分には山茶花に入る。
女将さんが夫婦連れが先
客なのでお風呂はその後
になりますといわれる。着
替えてまずは洗濯をする。
ここは洗剤も含め機械も
すべて「ただ」である。乾燥までしていると、お風呂が開きましたと女将さんが
言って見えたので、頂く。出たのを連絡に行くともっとゆっくりと入っていれば
と親切におしゃつていただける。部屋は沢山ない様で全部で6部屋ぐらいか。
喫茶、食堂と兼用なのである。店に面した部屋で狭いが値段は安いのでと予
約したときに言われたが、十分な広さである。暖房もエアコンであるし、不自
由はなにもない。食事はここも6時からで夫婦連れと、京都から来た二人連れ
の女性と私である。もう一人見えるのだが遅れて見えたようでまだお風呂から
出たばかりのようである。その席で先ほど書いた降りる道の話が出たのである
。二人連れの女性は明日は鯖大師まで行くといわれて道を女将さんに確認し
てみえる。同行二人の地図である。私にも女将さんが明日はどこまでと聞かれ
るので出来ればNASAまで行きたいと返事すると、難しいのではと心配そうな
顔をされる。朝早いのでおにぎりをたのんでおく。食卓の上に乗せて置いてく
ださいとたのんでおく。
 
宿泊先

山茶花


電話番号:0884-36-3701

住   所:阿南市新野町秋山188-1
宿泊料金: 1泊1食 6,500円
トイレ(和式)、洗濯機、乾燥機(無料)、タオルあり、ハミガキ
あり、ドライヤーあり、

本日の歩数:36,774歩
リピート度: ◎

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11/23 雨のち曇り 6日目 女将さんも心配されたNASAまでの歩き
山茶花→(23番)薬王寺→小松大師→牟岐警察→鯖大師→海部町→遊遊NASA
ふれあいの宿
    
 今日も3時に起きておにぎりを食べて用意する。宿を4時に出る。雨が降っ
ていないと思って出たが降っているので自販機の前でカッパを出して着る。
雨は降ったりやんだりである。今日も懐中電灯が活躍する。宿からまっすぐに
南へ町の中を歩く。町が切れて山沿いの道になる、突き当たりが月夜御水庵
である。三日月の月が沈もうとしていたがもう一度昇ってきたというので月夜と
名前がついた場所である。ここも真っ暗で写真はありません。その後峠を昇る
ようになるが、この峠は歩きにくい、道は細いし、木々に覆われて真っ暗であ
る。昼間なら車も来るのでもっと歩きづらいのだろう。峠を下り福井川を渡ると
広い道に出るがここがまた変な交差点である。とにかく日和佐方面の道路標
識を目当てに曲がって登る。行ったり戻ったりしたようだが一段上の道に出た
、これが国道55でそのまま歩く。今日は急ぐので由岐町経由はやめて国道を
ひたすら歩く。一人坂トンネルをくぐる頃には明るくなる。ドライブイン海賊船
を目当てに歩く、23番 薬王寺には8時25分に着いた。今日は何か例祭で
早朝にもかかわらず人も大変多い。お参りして納経を済ませ、また国道を歩く
。すぐに左側に
薬王寺山門前の出店
日和佐道の駅
道の駅日和佐がありました。後ろには日和佐城が望めます。
牟岐線と国道が平行して
走っています。2時間半ほ
どで小松大師の前につき
ました。ここも寄ってみる。
ここは大阪難波の石工の
夢枕に弘法大師が現れ、
出来上がった石像を再三
、阿州小松に送るように告
げられたので、この地に
送り届けたという。牟岐警察の休憩所に寄ってみたいと思い、三叉路の信号
を直進すると草鞋大師への遍路道なのだが入らずそのまま国道を歩く。
牟岐警察署は小さな川を渡った左手にあり、休憩所は駐車場の入り口にあっ
た。ブルーシートで周りを覆い、風を避けているつくりである。やはりここも季
節外れのためか、または雨のためか開かれてはいなかった。
小松大師
牟岐警察の休憩所
牟岐警察署を12時35分に
通過する。八坂トンネルを
出たところが草鞋大師か
らの遍路道との合流点で
す。そこから左手に入れ
ば草履大師にゆけるそう
です。その後しばらく歩く
と内妻大橋があり、砂浜が見えます。夏には海水浴
場になるのでしょうか、しかし、今はその賑わいは何もない。
その後3つトンネルを越えると鯖大師です。鯖瀬の駅の手前の三叉路の信号
を右に曲がると直ぐにガードをくぐると直ぐのところにあります。
別格3番の慈眼寺は時間の都合で今回は立ち寄らずです。
(別格4番) 八坂寺へは13時30分着である。別名鯖大師という名でよく知ら
れる。標識などには鯖大師本坊と書かれていますが同じです。
内妻浜
鯖大師本坊
鯖大師と呼ばれるようにな
った弘法大師と鯖にまつ
わる伝説はこんな話です。
(HPによる)
ある朝通り掛かった馬子
に積み荷の塩鯖を乞われ
ましたが、口汚くののしら
れ、ことわられました。馬
子が馬引坂まできた時、
馬が急に苦しみだし、先ほどの坊様がお大師様と気づいた馬子は鯖を持って
おわびし、馬の病気をなおしてくれるように頼みました。お大師様がお加持水
を与えると馬はたちまち元気になり、お大師様は八坂八浜の法生島で塩鯖を
お加持すると生きかえって泳いでいきました。そこで仏の心を起こした馬子は
鯖絶ち大師堂
、この地に庵をたて古今来世まで人々の救いの霊
場といたしました。また、鯖を三年絶ってご祈念する
と願いごとがかない、病気がなおり、幸福になれると
いつしか人々に、鯖大師と呼ばれているのです。
この由来により鯖を三年食べないことにより子宝成
就、病気平癒はじめ、あなたのお願いごとがかなえ
られます。と書かれています。境内には鯖絶ち大師
堂もあり、また150名泊まれる宿坊も奥の方にあり
ます。ここでも数珠玉を買い求める。親玉も今年は
ここで売っているので、それも買い求めると百万両のお守りを接待していただ
ける。帰ったら早速財布に入れておこう。
 HPは  http://www.bekkaku.com/map/04.html です。
百万両
海南町の遍路小屋
ここで14時前なので十分
にNASAへ着けそうだ。
また国道へ戻る。信号の
向こう側には大きな大福
食堂がありました。信号を右に折れて歩く。
淺川の町でも港の方へは
行かず国道を進む。海南
の町で一番初めに出来た
と表示のある遍路小屋が左側にありました。
阿波海南の駅前を通り過ぎたところで、余裕がありそうなので喫茶店に入りコ
ーヒーをご馳走になる。久しぶりのコーヒーだ。ゆっくり頂いてからNASAへ向
かって歩く。海部川を渡ると海部の町です。橋の袂には庁舎やスーパーがあ
るが宿の看板は出ていない。遍路地図でも入り口が書いてないので心配だ。
どのあたりで左へ曲がるのか、町を通り過ぎると坂道になってくる。
NASAの玄関
NASAの芝生広場
坂道には
自動車のデーラーがあり、
進むと曲がる角には大き
な看板が出ていて良かっ
た。公園内の宿泊施設で
立派な建物である。駐車
場へ戻られる職員と思わ
れる女性に出会うと、今日
は風が強くて大変ですね
と声をかけていただける。
NASAには15時55分に着くことがてきた。
今日は約12時間歩いたことになり、万歩計は6万9千歩になっている。約50
Kmあるいたのだ、さすがに足にきている。
同行二人によると歩きなれた人で一時間に4Km、時間は10時間まで、距離
は40Kmまでと書いてある。これについて今日凄く納得した。
6時からの食事を予約する。電話の携帯は圏外で通じない。山奥ではないこ
んな町の中(といっても山の中か)でもだめなのだ。フロントの前ま
部屋からの眺め
NASAの夕食
でおりて家
へ泊まっている場所を変
更したと連絡をする。
十円玉では「ぼとぼと」と
落ちる。その後大浴場へ
出かける。海が見えてす
ばらしい眺めである。
部屋からも湾内が見渡せ
る。今晩のお客はけっこう
沢山の人であるが、6時か
らの食事は私一人だった。
NASAのHPは 
      http://www.uu-nasa.co.jp/index1.shtml です。 
この宿は親切であり、値段もそこそこ(食事つきで1万円なら)であり、皆さんの
評判の良いのは当然であり、私もぜひとお勧めしたい。
食事後宿代を清算しにフロントへより、部屋に戻り疲れたので7時半に寝る。
 
宿泊先

遊遊NASA


電話番号:0884-73-0300
  http://www.uu-nasa.co.jp/

住   所:海部郡海部町奥浦字鹿ヶ谷58-3
宿泊料金: 1泊1食 10,972円
トイレ(洋、和式)、洗濯機、乾燥機(有料)、タオルあり、ハミガキあり、カミソリ、ドライヤーあり、

本日の歩数:69,036歩
リピート度: ◎

戻る
11/24 雨のち曇り 7日目 今日は余裕が出来そうだ
NASA→古目大師→水床トンネル→県境→東洋大師→佐喜浜→ロッジおざき

  4時30分に 起きておにぎりを食べて用意する。おにぎりは夕べ清算時にフ
ロントでご接待と言われていただいたものです。宿を5時半に出発する。今日
も懐中電灯の世話になる。雨も降っているのでカッパを着て出る。
NASAで接待されたおにぎり
古目大師
国道55を進む、NASAを
出たところが峠の一番高
いところの様で下る。宍喰
の町に入ると道の駅宍喰
温泉が表れる。この道の
駅の左手にはホテルが併
設されていて、どちらも泊
まることが出来る。道の駅
は6千円(朝食付)で泊まれ
るそうです。道の駅の手前を右に入り旧街道の町中
を歩くと宍喰川があり、渡ると古目大師(こめだいし)に着く。7時35分である
。同行二人を見てもよく成り立ちが分からないと書かれているが、幟も沢山た
っている町の中の静かなお堂である。ここが徳島(発心道場)最南端の大師堂
だ。その後遍路道を進むと坂道の途中で国道に出る。水床トンネルを抜ける
と県境だ。高知県の標識がトンネルを出たとこに架かっている。県境へは7時
50分です。
県境の道路標識
東洋大師
進むと甲浦の町に入る、ホテルなどが在り、その先には綺麗な公
衆トイレがあったので一休
みする。この施設は白浜
海水浴場の付属施設なの
だろう。歩き遍路が一人休
んで見えてこの後、前にな
ったり後ろになったりして
歩くことになる。さらに進ん
で甲浦トンネルを抜けると
東洋町である。国道と分か
れて右の道に入る。進むと東洋大師 明徳寺に着
く。東洋大師には9時25分着だ。番外札所としては古いそうです、また宿泊
所もあると書かれていましたが、途中には中傷の看板があり、門前には日の
丸など飾られていて
湾内の眺め
波の荒い外海
チョツト変わった雰囲気の霊場です。
その後町中を進み川を渡
ったところでまた国道へ戻
ります。湾内は静かです
が、外海は波も荒く風も強
い日です。菅笠も飛ばさ
れそうになるところもあり、
笠を押さえて歩くことにな
りました。雨もやんできた
ので余計に風が強くなっ
たのでしょうか。それともいつも強いのでしょうか。
海岸線に沿って、この先は歩くことになる。佐喜浜では定置網の手入れをして
いるところに出会えた。網が大きいので大変な作業のようだ。国道に出る前の
防波堤で一休みする。前にあった人もやすんでみえた。昼はおにぎりを残し
て持ってきたものを食べて済ました。
宿から見た夫婦岩
その後は堤防道路か旧遍路道の2つがあると書か
れているので、旧遍路道を歩くことにする。
こちらの道も国道と平行している。海、国道、旧遍路
道、墓地としばらくの間続く。墓地の中を歩いている
様で気持ちが良くない。
それを通り過ぎると直ぐに宿 ロッジおざきであるが、
早すぎるので14時を回るまで裏の旧道に入り部落
の中を見てくる。石垣に腰を下ろして時間の経つの
を待つ。これまで国道55号を歩いて気付いたのだ
が、国道の両側で工事をしている建設現場が何カ
所もあるが、どこも簡易トイレが見えるところに設置してあり、だれでも自由に
お使いくださいと必ず表示されています。これは建設業界の申し合わせなの
か、また、入札時に自治体からの指示なのか、人家もない道を歩く身には大
変にありがたいことです。
部落を通り先で国道へ出ると、遠くに夫婦岩がある鹿岡鼻が見渡せた。その
手前には民宿、徳増も見える。付近には民家もないで部落から離れたところ
に建っているようだ。14時も回ったので宿へ行く、宿に入ると若い女将さんで
あった。他の人のHPで高齢の女将と若女将と書いてあったが、若女将しか
いないので亡くなったのかな。時間が早くて済みませんと
ロッジおざきの夕食
道端のアザミ
言うと、チョット待っ
てくださいと部屋の用意に
2階にあがって行かれる。
ここも一階は喫茶店にな
っている。案内された部屋
は一階で靴を脱ぎスリッパ
に履き替えてラセン階段を
登り、南向きの海が見える
部屋であった。
6畳間と4畳半の二部屋使
ってくださいといわれる。
狭い部屋のドアーのカギが壊れているのが二部屋使わせてもらえる元だ。
二部屋のエアコンを使うのも勿体ないので寝るときには仕切りの襖を建てつけ
て仕切る。狭い部屋で休んだ。
この宿の悪いところは風呂や洗濯機は一度玄関から表に出て坂を下がったと
ころにあることだ。早速着替えて洗濯する。風呂場を覗くと旦那さんなのだろう
若い男の人が風呂桶の掃除をしてみえるところだった。洗濯機の時間経過を
考えて下りて行ったら、もう乾燥機に入れてあった。女将さんか旦那さんか分
からないが移しかえていただけたのだ。その時点ではお金を入れるところもな
いので「ただ」かとも思ったら勘定のときに請求された。風呂の用意が出来たと
の連絡で入りに行く。洗濯機の置いてある土間が着替え場であり、裸になるの
で温風ヒーターが焚いてあった。石油の匂いがこもるので消して風呂に入る。
食事は部屋食である。ここでも明日の朝早いので朝食を断りおにぎりを注文す
る。     
宿泊先

ロッジおざき


電話番号:0887-27-2065
  
住   所:室戸市佐喜浜町708-3
宿泊料金: 1泊1食 6,750円(おにぎり、洗濯、乾燥機代含む)
トイレ(和式)、洗濯機、乾燥機(有料)、タオルあり、ハミガキあり、ドライヤーあり、

本日の歩数:47,461歩
リピート度: ◎

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