11/15 晴れ2日目(通算11日目) 先は長いが頑張って歩こう
海風荘→(28番)大日寺→(29番)国分寺→(30番)善楽寺→(31番)竹林寺→
(32番)禅師峰寺寺→種崎の渡し船→(33番)雪蹊寺→高知屋
朝3時半に起きて用意する。4時半からスタート、鍵はフロントに置いて歩き出
す。降りるのに近道がありそうだけれども、迷っているよりも良いと思い車道を
戻る。高架の下をしばらく歩くと岸本神社が現れ、そこの信号を右折して入る。
自衛隊の駐屯地を通り過ぎ国道の手前を右折、国道へ出る。黒潮ホテルの三
叉路の手前のコンビニに入り朝飯の調達をする。国道を離れ県道を歩く。
野市の町は前回歩いたのでなつかしい。手前の旧へんろ道を大日寺に向かっ
て歩く。時間前なのでゆっくりとお参りする。爪彫薬師堂へもお参りに歩いてい
ると、お庫裏さまとすれ違う。2,3分前だが納経所へ行くと、心よくしていただけた。
|
遍路石まんじゅう屋
|
帰りの遍路道は急階段である。県道を渡り物
部川を目指して歩く、途中から県道234になっ
ていて橋を渡ったところで県道を離れてへんろ
道らしくなる。国道に出会うと直ぐにJRの踏切
である。しばらく歩くと後免駅から来た道に出る
、しばらく歩くと有名なへんろ石饅頭屋さんの
前を通る。
この当たりはまだ、道は狭いままであり、車が通
ると身の危険を感じる。その後道が広くなり、巨
峰園の前を通り過ぎ国分川の橋を渡ると、へん
ろ道印がある堤防を歩く、地蔵の前で堤を降り
て国分寺へ向かう。
国分寺を出ると田んぼの中ののどかなへんろ道であるが、へんろ道が分かりに
くい。しかし、行く方向は分かっているので、見当をつけ歩く。国道32を渡り橋
を渡った際の食品会社と川の間のへんろ道を歩く。今回は毘沙門ノ滝へは寄
らないので、高知大医学部を目指して歩く。高知大の横を通り過ぎたところが
工事中であり、歩きにくい。その後新しい町並みを下手に見て山道を歩くと、広
い敷地の運送会社を過ぎると県道384へ出れる。急坂を歩く、逢坂峠を越える
と直ぐに善楽寺である。 土佐神社と隣り合わせにあるので、神社に先にお参り
に行くと今月は七五三なので、お参りに来ている家族連れに出合った。ほのぼ
のとした気分にこちらもなれた。善楽寺の境内には本堂の向かい側に、水子、
子安、梅見の各地蔵が並んでいる。梅見地蔵は
|
梅見地蔵
|
梅の木の下にあり、梅の木を
仰ぎ見る姿から、「梅見地蔵」という名前がつい
たと書かれている。首から上の病にご利益があ
るといわれている。
その後、竹林寺を目指す。土佐神社の参道が
へんろ道になっている。一人の歩きのへんろに
追い越される。
踏み切りを渡り歩くと県道44へ出る。この道は
バイパスなのか広くて新しい道である。厚生年
金会館の前を通り過ぎ、次の信号でへんろ道
に出て、五台山を目指す。
五台山への登りはきつい。やがて竹林寺に到
着である。
|
竹林寺の五重塔
|
前回来たときにはやぐらの中にあった五重の
塔もはっきりだ。お参りを終えて、納経所へ向
かう。庭園と宝物館は前回拝見したので見ずにすます。さぞかし庭園のもみじもこの時期き
れいに紅葉していると思われるが----。
何度か車道を横切り五台山を下る。小学校の
ところで橋を渡り、対岸の堤防道路を歩く。時
々前から車が来てあぶない。遍路橋のところで
下に降りてビニールハウスの間のへんろ道を歩
く。県道247に出る手前の民家が無くなっている
、高速道路建設のために立ち退いたのであろう
か、前回の時には建っていたのに。坂道を上ったところで左折して石土トンネ
ルを越えると石土池に出る。池の周りを回り歩く。途中で青年の歩きへんろとす
れ違う、彼は逆打ちをしているのだろう。峰寺トンネルの手前で右折し、坂を上
がり住宅地の中の道を進む。やがて禅師峰寺の標識があり、通り過ぎたところ
で車道と分かれて急坂のへんろ道を登る。ここで今晩とまるところで、一緒にな
る歩きへんろと一緒になる。彼はここでこんなに天気の良いのは始めてで、は
るか先には桂浜まで見える。記念に土佐湾が見えるところで写真を撮ってくれ
と頼まれ、シャッターを押す。
次の雪蹊寺へは渡し舟に乗るので船の時間と睨みながらの歩きとなる。余裕が
あった方がいいので早速出かける。へんろ道は初めはビニールハウスの中だ
けれども、無くなると住宅地の中である。五台山の下を潜っていた県道376に
太平山トンネルを出たところで出会う。へんろ道は県道を地下道で潜るように
コの字型作られている。それを過ぎると町の中に入っていく。ここは三里町で、たくさんのう家が立ち並んでいる。
|
浦戸湾の様子
|
|
種崎渡船
|
造船所の脇の
道を回ると渡し
舟の乗り場であ
る。種崎渡船と
いい、昔は県営
であったが、現
在は民間委託
だそうですが、
渡し料は無料。
出発間際に32
番で先ほど写
真とってあげたへんろさんが駆け込んで来る。到着するまで待ってくれる長閑
な渡しであ。それもそうか、1時間に1便しかないのだから、顔が見えて置て行く
訳にはいかないのだろう。
|
雪蹊寺本堂
|
|
長浜渡船場
|
降りるときには
その後の歩く
道を案内して
いただけた。
四国の人たち
はなんと親切な
のであろうか。
船着場から真
っすぐに車道
を歩くとやがて
雪蹊寺である。
本堂も新しくなっている。先回は建築中であった。また、前の道も広くなってい
て、今晩お泊まりする宿も建て直っていて、新築の真新しい宿である。
お参りして宿へ行く。先ほどのへんろさんと同宿で、一足先に投宿され、メガネ
屋さんへ出かけられたと女将さんが言っている。
|
新築された高知屋
|
|
フロントと女将さん
|
ここも、ご接待で洗濯
をすると言われるの
で、お願いすることに
する。乾かして、アイ
ロンかけて戻って来
た。ありがたいことで
ある。
道路が広くなり建物
がかかり、新築するこ
とにしたと言われる。中身もすべて新しくしてし
まいましたとの説明でした。写真に見られるよう
にテレビも小さいながら液晶の最新型でデジタルが見れるものです。
|
客室
|
|
夕食
|
夕食では、一
人の人3人、二
人連れ一組、
の合計5名でし
た。何度も会っ
た70代のへん
ろさんのワンマ
ンショーで、に
ぎやかな夕食
でした。
彼は、愛妻に
先立たれその後供養も兼ねて回っているとの事で、今度で2回目とか、3回目
とかいっておられた。一人なので四国で入所施設を探して入りたいとも話され
ていました。高知屋さんも何回目か女将さんを独り占めにし話しに夢中です。
もう一人の、一人で歩いている人が一日50Km以上歩いているといわれました。
世の中には足の速い人が見えるものです。
あくる日にそれが本当なのだと解りました。
二人連れの人は区切り打ちで今日から2回目を始めたと言われている。
私は、初日の疲れから朝の2時間は足が痛くて、途中リタイアかと考えるほどで
したが何とか歩けたのは大師のご利益か。明日の朝は早く出たいのでと、頼ん
でおにぎりを作ってもらいました。
ここで、遍路手形なるものをいただきました。加盟店で印を8ヶもらうと、記念の
品物がいただけるそうです。
―銃鷸拏蕕衙楝魂茵文翳印つき)
吉兆鳳凰画(錦札つき)
5斑錦扇画(般若心経つき)
そす埖膸娉
ジ明大師色紙
の一つで、加盟店はタクシー会社から食堂、宿まで50ヶ所登録されています。
宿泊先
高知屋
|
電話番号:088-841-3074
住 所:高知市長浜658
宿泊料金:5,800円 (おにぎり含む)
トイレ(洋式)、洗濯(ご接待)、ハミガキセットあり
リピート度: ◎新築できれい
|
|
|